月単位で表示するタイプのシンプルなカレンダーソフト。予定などの文字列を、日付欄の余白に直接入力できる。平成元年から99年までのカレンダーを表示できる。
ソフトを起動すると、当月のカレンダーが表示される。【PageUp】/【PageDown】キーと【Shift】キーの組み合わせにより、表示月を1ヵ月/6ヵ月単位で進めたり、戻したりすることが可能。カレンダーの右上にある「▲」「▼」ボタンを押すことでも、操作できるようになっている。
日付が書かれたブロックの余白をクリックすることで、余白部分に直接文字を入力できる仕組み。書き込んだ内容の保存は、月の移動時やスタイルの設定時、ソフトの終了時に自動的に行われる。ユーザがいちいち保存処理を行う必要はないが、カレンダーの右下にある「■」ボタンを押せば、「手動保存」することも可能だ。データはCSV形式で記録され(実行ファイルのあるフォルダのShinsk.csv)、直接編集することもできる。
毎年・毎月・毎週起こる出来事をあらかじめ登録しておける「特定日登録」機能もある。家族の誕生日などを「×月×日」といった形式で登録すると、すべての年の「×月×日」に、指定した文字列を一括で書き込める。後述する「スタイル設定」により、特定日の文字色や背景色を変えることも可能だ。
外観をカスタマイズできる「スタイル設定」では、カレンダーに表示される文字のフォントや文字サイズを変えたり、年号を和暦と西暦のどちらで表示するか指定したり、曜日の表記を日本語と英語で切り替えたりといったことが可能。週のはじまりを日曜ではなく、月曜に変えるオプションもある。
カレンダーの日付にあたる「数字」をクリックすると「デイリーアルバム」機能が開く。画像を日別で登録できるアルバム風の機能で、1日につき最大100枚の画像を登録できるようになっている。BMP/JPEG/GIFなどの画像形式に対応し、サムネイルで画像を閲覧できるほか、各形式に関連付けられたアプリケーションを用いて「フルサイズ表示」で閲覧することも可能だ。
カレンダー印刷機能もある。モノクロ印刷だけでなく、画面通りの色でカラー印刷したり、決められた配色を用いてカラーで印刷したりすることが可能。印刷は用紙1枚につき1ヵ月単位で行われ、平成99年12月までのカレンダーを印刷できる。