シンプルでコンパクト、軽快に動作する高機能メディアプレイヤー。設定可能項目が豊富で、カスタマイズ自由度が高い。「RE PLAYER」は、“できるだけ軽くて、使いやすくなるように”作成された動画再生用メディアプレイヤー。インストールは不要。配布アーカイブを解凍してRePlayer.exeを起動し、メイン画面に動画・音声ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、すぐに再生することができる。閲覧したいシーンをサムネイルから探し、当該シーンから再生できる「ジャンプリスト」、再生対象ファイルを選択可能なチェックボックス付きの「プレイリスト」など、便利な機能を数多く搭載する。再生中の動画を静止画としてキャプチャして、ファイルに保存したり、クリップボードに転送したりすることも可能。コーデックが内蔵されていないため、使用する環境で未対応のファイルを再生する場合は別途、コーデックをインストールする必要がある。
画面デザインはシンプルで、メディアプレイヤーとしてオーソドックスな構成。画面下部のツールバーには、再生・一時停止などの再生コントロール、ジャンプリストやキャプチャなどの機能ボタン、シークバー、音量調整バーが並ぶ。最近開いたファイル、再生時間の多いファイル、お気に入りのファイルを開けるランチャー画面もツールバーから呼び出せる(いずれも初期状態)。
再生途中でファイルを閉じた場合は、レジューム機能により、次回開始時に続きから再生することが可能。もちろんレジューム情報を保存せずにファイルを閉じたり、レジューム情報を削除して閉じたりもできる。
ジャンプリストは、再生中の動画を自動またはユーザの指定した数で分割し、インデックス画像(サムネイル)を並べて表示するチャプター機能。シーンを実際に見て確認した上で、当該シーンから再生を開始することができる。分割数を指定する場合は3×3=9から9×9=81までの中から選択することが可能。自動の場合は、動画の再生時間の長さから分割数が決定される。インデックス画像は0.5秒単位で前後に移動させることも可能。プレイリストとの連携により、数多くの動画ファイルの中から、見たいシーンをすぐに探し出すことができる。
リピート再生やシャッフル再生、タイマー再生にも対応する。リピート再生では1ファイルだけをリピートさせることも可能。タイマー再生では、オンタイマー/オフタイマーいずれも時刻による設定、残り時間による設定を行える。
設定可能項目は多岐にわたり、カスタマイズ自由度はきわめて高い。オプション設定画面は「全般」「キャプチャ・他」「コントロール」「メニュー」「機能割り当て」「プロパティ」の5枚のパネルで構成され、「全般」では、多重起動の許可、終了時のウィンドウ位置保存の有無、設定ファイルの保存場所、シーク時の移動量やマウスドラッグでシークを行う際の使用ボタン、開始時の動画サイズ、音声出力方式などを指定できる。
「キャプチャ・他」では、静止画キャプチャ時の保存ファイル形式や保存ファイルに適用するプロパティ値(画質、アスペクト比など)、ジャンプリストでの分割数、ジャンプリスト用に取得した画像に何も写っていなかった場合に自動でほかの画像を探すか否か、再生履歴やレジューム情報の保存フォルダなどを指定できる。
「コントロール」では、ツールバーに表示させるボタンの種類や順番を自由に選択・設定することが可能。コントロールのスタイルやツールバー・シークバー・ステータスバーなどのコントロールのサイズなどもカスタマイズできる。
「メニュー」では、例えばコンテキスト(右クリック)メニューの「ビデオサイズ」に表示される比率や高さの数値などをカスタマイズすることが可能。「機能割り当て」では、各機能に割り当てるショートカットキーやマウス操作を、また「プロパティ」では、動画のコントラストや輝度、オーディオの音声バランスなどのデフォルト値を設定できる。