「Alkett MultiView」は、コンパクトで軽快に動作する画像ビューア。目的の画像ファイルをサッと開いて閲覧するのに適する。画像の回転、拡大・縮小表示を行えるのはもちろん、明るさ・コントラスト、カラーバランスなどの色調補正を行うことも可能。GIFアニメーションの再生にも対応する。「スクリーンショットを保存」機能を搭載し、デスクトップ全体をキャプチャして、画像ファイルとして保存することも可能。キーボードでもマウスでも快適に操作することができ、好みに応じてカーソルキーやマウスホイールの動作をカスタマイズすることもできる。

画像の読み込みは、メニューからか、メイン画面やショートカットアイコンなどへの画像ファイルのドラッグ＆ドロップで行える。同一フォルダ内に対応形式のファイルが存在する場合は「次の画像を開く（【Tab】）」「前の画像を開く（【Shift】＋【Tab】）」で画像を切り替えて、閲覧することが可能だ。

一般的な「ウィンドウで表示」と、ウィンドウ枠やメニューバー、ステータスバーを消し、画像だけが表示される「画像のみ表示」とを簡単に切り替えられることが大きな特徴のひとつ。画像上をダブルクリックするか、スペースキーの押下で切り替えられる。「画像のみ表示」時の操作は、画像上の右クリックまたは【Enter】/【Alt】キーの押下で表示されるメニューから行うことが可能。「ウィンドウで表示」時は、タイトルバーで画像のファイル名や大きさ、拡大率を確認できるようになっている。

ステータスバーには、画像上でクリックしたポイントのRGB値または座標を表示させることが可能。画像上で範囲指定を行った場合の座標および幅、高さを表示させることもできる（RGB表示、座標表示、範囲指定は三者択一）。ステータスバーを非表示にすることも、もちろん可能だ。

色調補正で行えるのは、

• 明るさ・コントラストの調整
• カラーバランスの調整
• 色相・色彩の調整
• ガンマ補正
• ラスタオペレーション
• グレースケール化
• 階調の反転

画像のコピーは、通常のコピーに加え、ウィンドウに表示された状態をコピーできる「表示イメージでコピー」、さらにはマウスドラッグで指定した範囲をコピーすることが可能。クリップボード上の画像を「Alkett MultiView」で開くこともでき、現在のウィンドウで開くか、新規ウィンドウで開くかも選択できる。

そのほかにも、表示中画像の壁紙への設定機能などを搭載。表示中の画像を「名前をつけて保存」する際には、プレフィクスとして現在日時などを付与できるが、プレフィクスは計10パターンから選択することが可能だ。