カスタマイズ自由度が高く、自分好みの環境で快適に使用できる多機能ファイル管理ソフト。マクロを利用して、作業を自動化することも可能。「FileShelf Plus」は、複数のフォルダを同時に開き、切り替えながらファイル操作を行える、“タブ付きマルチドキュメントインタフェース”採用のファイル管理ソフト。エクスプローラと同等のファイル管理機能を備えるほか、ファイルの分割・結合、圧縮・解凍(別途、アーカイバDLLが必要)、フォルダの同期、SFTP/FTPによるファイル転送などを行うことも可能。SSH/Telnetクライアント接続にも対応し、VT100互換のターミナルとしても利用できる。画像のサムネイル表示機能や画像、テキスト、ムービーなどに対応したプレビュー機能も搭載。ファイルリストを二分割し、異なるフォルダの内容を同時に閲覧することも可能だ。
画面デザインでは、タブインタフェースとともに目を引くのがリッチなツールバー。表示履歴を前後に移動したり、一階層上に移動したりできる「移動」、切り取り/コピー/貼り付けのほか、フィルタによるファイル絞り込みも行える「整理」、ファイルリストの表示方法を切り替えたり、二つに分割したりできる「表示」など、計10種類のツールバーが用意され、用途に応じて、それぞれの表示/非表示を切り替えられる。しかも各ツールバー内で表示アイテムの位置を入れ替えたり、追加・削除したりすることも可能。ユーザが新しいツールバーを作ることもできる。
ファイルリストの表示は、サムネイルの大・中・小、アイコン、一覧、概要、詳細から選択することが可能。サムネイル大・中・小のサイズは、ユーザが調整できる。Susie Plug-inにも対応する。
フォルダ同期は、指定した送り元/送り先の2フォルダ間でファイルをコピーできる機能。初期状態では「送り元から送り先へコピー」が設定されているが、「送り元にないファイルは削除」「サブフォルダも対象」オプションを追加したり、片方向ではなく、「双方向コピー」を選択したりすることもできる。実際に同期処理は行わず、比較結果だけをリストで確認することも可能。フォルダ同期を実行しながら、別のタブパネルで作業を継続することもできる。
マクロは、変数や演算子、制御文、関数を使って定義し、ファイル操作などを自動実行させることができるもの。Telnet/Sshでサーバに接続・切断したり、FTPでファイルをアップロード/ダウンロードしたり、パソコンをシャットダウン/再起動したりといったことも自動で行える。
そのほかにも、
- 階層管理に対応したブックマーク
- ファイル属性の変更
- ファイル名の一括変換
- フォルダ名/ファイル名の大文字小文字の一括変換
- 設定のインポート/エクスポート
など、多彩な機能を搭載する。シェアウェア版のほかに、「フォルダ同期」「ツールバーカスタマイズ」などの一部機能が割愛されたフリー版「FileShelf Plus 32-bit Free Edition」もある。