時報、アラーム/タイマー、天気予報を合成音声で“しゃべって”教えてくれるソフト。設定可能項目がとにかく豊富。「しゃべる速度」から「時間帯ごとの音量」などまで、自由自在にカスタマイズできる。「しゃべる時報とアラーム」はその名の通り、時報とアラーム/タイマーを合成音声で再生する時計ソフト。アラーム/タイマーの通知時に再生される言葉を指定したり、メッセージを表示させたりすることも可能。ソフト起動時にも好みの言葉をしゃべらせることができる。さらに、アラーム時刻に指定アプリケーションを開いたり、指定URLを既定のWebブラウザで開いたりすることも可能だ。パソコン内蔵時計の時刻補正機能も搭載する。テキスト情報の音声出力には、株式会社アクエストの日本語規則音声合成ライブラリ「AquesTalk」が使用されている。
時報は、最短1分から最長23時間までの間隔でしゃべらせることができる。「午前・午後」を入れたり、24時間制にしたりすることも可能。「0秒のときから×秒前に(または後に)しゃべる」ように設定することもできる。さらに、1日のうちに指定時間帯だけにしゃべるようにしたり、時報機能を使わない曜日を設定したり、時間帯で音量を変えたりすることも可能。パソコンの音声再生がミュートに設定されていても一時的に解除して、しゃべらせることができる。指定アプリケーションの起動中には時報をしゃべらないように設定することも可能。ホットキーの押下で現在時刻をしゃべらせることも可能だ。
アラームでは、毎週×曜日、毎日、1回だけ、毎月×日(または月末。祝日指定も可能)の時分秒を指定できる。指定秒間隔で指定回数、繰り返ししゃべらせることも可能。複数の設定を登録して、切り替えて利用することができ、時報同様、ミュートを解除してしゃべらせたり、スリープ/スタンバイを解除してしゃべらせたりもできる。
タイマーでは、指定間隔でしゃべり、メッセージも表示できる「インターバルタイマー」か、「普通のタイマー」かを選択できる。アラーム同様、複数の設定を切り替えて利用することが可能。ミュート、スリープ/スタンバイの解除実行にも対応する。
時報、アラーム、タイマーの声の種類は女声、男声、ロボット声、各2種類ずつ、計6種類から選択できる。ランダムに使用されるように設定することも可能だ。
さらに、デスクトップ上にデジタル時計およびアナログ時計を表示させることも可能。文字色、縁取り色、背景色、透明度、フォントなどは好みでカスタマイズできる。アナログ時計では掛時計、腕時計など、計5種類からデザインを選択できるようになっている。
そのほかにも、
- 起動時に時報をしゃべる
- 起動時に天気予報もしゃべる
- 起動時にメッセージもしゃべる
- 起動時に今日の予定(アラーム)を表示する
といった設定項目も用意されている。「起動時にメッセージもしゃべる」では、しゃべる日を指定することも可能だ。設定データのエクスポート/インポート機能も備える。