弾幕シューティングとアドベンチャーが融合した「ありふれたホシの終末期」のシリーズ完結編。オンラインイベントも行われ、長く楽しめる。人類と謎の生物「メナス」との存亡を掛けた戦い
「Last Stage -ありふれたホシの終末期-」は、小隊の仲間との親密度などでルートが分岐するアドベンチャー要素と、光弾をかすり避けながら敵と戦う弾幕シューティングの要素とが一体となったマルチエンドのアクションゲーム。ルートは大きく三つ。シリーズ作だが、過去作の内容が含まれ、過去作をプレイしていなくても楽しめる。過去作からのデータ引き継ぎにも対応する。想定プレイ時間はクリアまで8時間程度。
ゲームの舞台は、地球によく似た“ありふれたホシ”。時は、ありふれたホシが終末期を迎えた20××年。当時、人類の科学技術は高度に発展していたものの、数十年前に突如として現れた謎の生物「メナス」の襲撃に悩まされていた。メナスは通常の生物に比べて肉体的にきわめて強力で、かつ好戦的。なぜかヒト科のみを襲う習性があった。近年ではメナスの数も増え、より強化された個体も出現。一般の兵では撃退できないまでのレベルに達していた。
一方、人類にも特別な身体能力を持つ個体が出現しはじめる。生まれる確率は五十万人に一人。メナスに対抗し得る唯一の存在として集められ、特務小隊が結成された。そしていつしか隊員は、救世主「メシア」と呼ばれるようになっていた……。
主人公だけでなく、第二特務小隊すべてのキャラを使用してのプレイも可能
最初からプレイヤーキャラとして使用できるのは、ゲームの主人公で第二特務小隊隊員の「アオ・イオリクルス」。近接戦闘用の「ブレイド」と遠距離攻撃用の「ショット」のどちらも使うことができる、バランスのよい万能タイプ。ショット主体で戦い、隙を見てブレイドを決めてゆくのが基本的な戦法だ。
「ビスク」は、ショットのみを使用できる、遠距離攻撃のエキスパート。フリータイム(後述)の会話で条件をクリアすると使えるようになる。ホーミングレーザーや貫通ショット、チャージショットなど、多彩なショットが便利。
「リエル」は、使用できるのがブレイドのみの、近接戦闘に特化したキャラ。慣れるまでは使いづらいが、非常に高い火力を有し、トレーニングでハイスコアを狙うことができる。ビスク同様、フリータイムの会話で解放される。
「シアン」は、くじびきで解放される。低速移動でガードができ、ショット主体で戦う。ほかのキャラとは異なる独特の戦い方が可能。
「セピア」は、第二特務小隊の小隊長。オンラインのイベントチャレンジで「個人戦」に参加することで解放される。ブレイドのみを使用し、ほかのキャラよりも速く移動して攻撃できることが特徴。
「アイ」は、トレーニングの特定レベルをクリアすることで使用できるようになる、ショット主体のキャラ。
これらの五名に加え、オート操作の自機「メニャス」をプレイヤーキャラとして使用できる。
ミッションで獲得したAPを上手に使い、フリータイムで各キャラとの親交を深める
ゲームは、ストーリーに沿ったアクションシューティング。ルート分岐する20以上のミッションで構成されている。それぞれのミッションは、
- シューティングゲーム形式で敵と戦う「アクションパート」
- 物語が展開される「アドベンチャーパート」
からなる。アクションパートは1ミッションでザコ戦とボス戦とが用意され、双方をクリアし、その前後に展開されるアドベンチャーパートをすべて見ればミッションクリアとなる。ミッションをクリアするとメインメニューが表示され、
- 各ミッションのボス戦に、さらに高めの難易度でチャレンジできる「トレーニング」
- アクションパートで得たAP(アクティブポイント)を消費して「基礎訓練」や「会話」などを行える「フリータイム」
などを選択できるようになる。フリータイムの基礎訓練では、各種ステータスを上昇させることができ、会話では各キャラとの親交を深めて「恋情度」や「親密度」を変化させることができる。恋情度と親密度の値の変動により、ミッションのルートが別のルートに遷移したりもする。「Last Stage」では、フリータイムのロビーからオンラインでのイベントステージへのチャレンジも可能になった。メインメニューで「ミッション」を選び、再度クリア済みのミッションにチャレンジしたり、新たなミッションにチャレンジしたりして、ストーリーを進めてゆく。