“キャプチャメール”という名前から、ソフト自体が電子メールソフトと思われるかもしれないが、そうではなく、実はスクリーンキャプチャ(スクリーンショット作成)ソフトなので、お間違えなきよう。もちろん「Capt@mail - キャプチャメール」単独でキャプチャソフトとして利用することができ、その上で電子メールソフトと連携して、画像ファイルの添付を簡単に行えるのが特徴。メールソフトはOutlook、Outlook Express、Windowsメール、Windows Liveメールが連携対象。Windowsで既定のソフトとして登録されていれば、特に設定の必要もなく、ただちに利用できる(連携できないメールソフトの場合でも、スクリーンキャプチャは可能なので、いったん保存しておいてからメール作成時に添付すれば問題ない)。
メールソフトとの連携以外では、複数の画像を連続キャプチャして、その中からビューア上で取捨選択したり、外部の画像編集ソフト(初期状態では「ペイント」)で加工できるのも便利だ。
キャプチャ範囲の指定は、クリック(対角の2点を指定)、ウィンドウまたはコントロール(メニューやツールバーなどのブロックを自動認識する)、フルスクリーンから選べるので、実用上は十分。キャプチャ画像を頻繁にメールでやり取りする必要がない方にも、便利なソフトだろう。
要注意点をひとつ挙げておくと、画像の保存形式はキャプチャ実行前に指定したものに限られるようだ。「自動保存なのになぜ気にする必要がある?」と思われるかもしれないが、実はツールバーや「ファイル」メニューに「名前を付けて保存」という項目があり、自動保存されたファイルとは別の名前を付けて保存できる。ただし、このとき画像のファイル形式を選択することはできず、自動保存したものと同じ形式になってしまうので、その点だけ要注意ということだ。
さらに「アーカイブする」という項目もあり、デフォルト保存先の下に「アーカイブ」というサブフォルダが作成されて、ここへ画像が一括保存される。ファイル名は、保存時のタイムスタンプから自動生成され、保存形式はキャプチャ時と同じになるようだ。
なお、今回掲載しているスクリーンショットではバージョンの表記が「4.1」となっているが、これはプログラム上での表記ミスで、正しくは「4.2」とのこと。あわせて補足しておく。
(福住 護)