外観はもちろん、市販卓上電卓の動作や操作性も高い水準で再現した高機能電卓ソフト。計算履歴を確認・保存したり、プリンタ電卓のように印刷したりもできる。「Zimo」は、四則演算や税率計算、関数計算などのさまざまな計算を行える電卓ソフト。ラウンドセレクター、小数点セレクター、グランドトータル、アンサーチェックなど、多彩な機能を搭載。シャープ式電卓とカシオ式電卓の動作を切り替えて使用することができる。通常表示のほか、ボタン部分を割愛(ミニサイズ表示)したり、液晶パネル部のみを別ウィンドウで拡大表示(拡大パネル)させたりすることも可能。外観はスキンファイルで変更することができる。
起動後に表示される電卓画面は、液晶表示を模した数字表示や立体感のあるボタンなど、非常にリアル。計算可能な桁数は8桁から最大14桁まで。1桁単位で選択できる。小数点以下の数値は、表示可能な桁数を全桁使用するか、小数点以下の表示桁数をユーザが指定するかを選べる。小数点以下の桁数を指定し、かつラウンドセレクター(端数処理)を選択した場合は、下位桁の数値を「切り捨て」「切り上げ」「四捨五入」から選択できる。
さらに、
- 加減算時に整数値を入力した場合、下位から2桁目に小数点が自動挿入される機能(アディングモード、ADD2/アドモード)
- 「税込」「税抜」ボタンで使用する税率を設定できる機能(税率設定)
なども搭載。計算時の特殊ボタンによる動作は、シャープ製電卓とカシオ製電卓とで一部異なるが、「Zimo」では設定により、どちらで動作するかを選択できるようになっている。操作は、画面上のキーのスクリックまたはキーボード入力で行える。キーの割り当ては、好みでカスタマイズすることが可能。3種類のキー設定を保存し、切り替えて使うことができる。主にキーボード入力で使用する場合は、ボタン部が割愛され、液晶パネルのみが表示される「ミニサイズ表示」にすることも可能。液晶パネル部が別ウィンドウで拡大表示され、計算結果を確認しやすい「拡大パネル」も利用できる。
電卓画面のボタン操作で計算できるのは加減乗除や平方根、税率計算などだが、「数式計算」パネルを開いて、計算式を直接入力して計算したり、sin/cosといった関数電卓相当の機能を利用して計算したりすることも可能。
そのほかにも、計算結果をメモリに加算できる「グランドトータル」や、前回の計算結果と今回の計算結果が同じかどうかをチェックできる「アンサーチェック」など、卓上電卓の持つ数多くの便利な機能を搭載する。
外観はスキンファイルで変更することが可能。スキンファイルには、背景、液晶パネル、ボタンデザイン、数字デザインを一括して切り替えられる「セット」のほか、個別のパーツのものも用意され、作者のホームページからダウンロードしてインストールできる。