プロフィールを入力して、デザインテンプレートを選択するだけで“プロ並みの名刺”を作成できるソフト。主要用紙メーカー700品番以上の用紙に標準対応する。「my名刺倶楽部Free」は、個人やSOHO、フリーランスでの使用、あるいは交流会などで使うための“じぶん用の名刺”を手軽に作れるソフト。最大3件までのSNSアカウントの登録・印刷やQRコードの作成・印刷にも対応する。8面付け、10面付けだけでなく、単票名刺の作成も可能。必要な枚数を自由に印刷できる。名刺データを印刷専用形式ファイル(EXE形式)に出力することができ、「my名刺倶楽部Free」がインストールされていないパソコンでも印刷を行うことが可能(どこでも印刷機能)。従来から販売されている有料版「my名刺倶楽部」の機能はそのままに、一部テンプレートやユーザサポートを有料化・別売にすることで無料化を実現した。
プロフィールとして登録した情報は編集エリアに反映され、プレビューを確認しながらレイアウトを調整したり、テンプレートを選択したりすることが可能。テンプレート(名刺デザイン集)には、
- 基本的に文字だけが配置された「基本レイアウト」
- 背景画像などを組み合わせた、グラフィカルな「テンプレート」
の2種類があり、それぞれ名刺の縦長/横長を選択できる。メディアナビ社の「my名刺倶楽部素材」サイトでテンプレート素材を追加購入して利用することも可能だ。名刺用紙は各メーカーの製品以外にも、8面/10面の標準的なレイアウトやはがき用レイアウトなどが登録済み。もちろんユーザ独自の設定を登録することもできる。
編集画面上にレイアウトしたプロフィール情報は、名前や勤務先などのオブジェクトごとにドラッグで移動したり、文字サイズや色を変更したりすることが可能。文字間、行間の調整や変形、影付き、縁取りなどの装飾、数値指定による位置決めなども行える。
プロフィール情報とは別に、任意の文字を入力したり、プロフィール情報の中から「テンプレートでは使われていないもの」を選んで追加したりすることも可能。イラスト、ロゴ、QRコードなどを手作業でレイアウトしたり、背景柄を加工したりすることもできる。
イラストは、収録済みのもの以外に、TWAIN対応機器やクリップボードから読み込んで利用することが可能。プラグインを使えば、画像(模様)を自動生成することもできる。ロゴは、収録されたベース画像にユーザが入力した任意の文字を組み合わせて作成する。直線や円弧、円、矩形などで図形を描画することも可能だ。
QRコードは、プロフィールに登録済みの情報(名前や電話番号など)をもとに作成される。もちろんユーザが任意に入力することも可能。定型文挿入機能もあり、バラエティに富んだ使い方ができる。
印刷では、一枚の用紙全面に印刷できるだけでなく、特定の部分(指定ラベル)に印刷したり、プロフィールを指定して印刷したりすることが可能。レイアウトをBMP形式の画像ファイルとして保存することもできる。さらに、印刷専用の実行ファイルとして保存することができ、「my名刺倶楽部Free」がインストールされていないパソコンでも、名刺を印刷印刷できるようになる。