パソコンの操作に慣れていない方でも使いやすい“かんたん年賀状ソフト”「筆まめSelect」の新バージョン。“奇跡の絵師”として今年、大きな話題をさらった伊藤若冲の作品で年賀状を作れる。「筆まめSelect」は、見やすい画面構成と高い操作性、レイアウトやイラストなどの豊富な素材で定評のあるはがき作成・住所録管理ソフト「筆まめ」シリーズのダウンロード版。年賀状をはじめ、暑中・寒中見舞い、イベント案内や挨拶状など、各種はがきだけでなく、宛名ラベルや送り状、シールやグッズ、光学メディアのレーベルといった印刷物も作成できる。通常の「筆まめ」のほか、初心者向けに操作手順を減らした「はじめてモード」、インターネット上ではがきを作成する「Web筆まめ」の3種類のはがき作成モードを搭載。目的やユーザレベルに応じて選択できる。
新バージョン「2017」(パッケージ版「筆まめVer.27」に相当。一部機能や素材が割愛されている)では、写真とカレンダーを組み合わせた「カレンダー年賀状」や「ビジネス向け年賀状デザイン」を新たに収録。年賀状のバリエーションがさらに豊かになった。「筆まめ」の大きな特徴のひとつ、その年限定の「スペシャルデザイン年賀状」では、伊藤若冲の絵画をあしらった年賀状デザインに加え、「くまモン」や「ぐんまちゃん」といった、全国各地のご当地キャラの年賀状デザインを利用できる。
宛名面に使う住所録は、カード型データベース形式で一人分の個人データを登録してゆく。登録できる項目は氏名、自宅および住所の郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスなど。住所録カードはプレビュー画面と連動し、カードに入力された宛名データが瞬時にプレビューに反映される仕組み。はがき上への文字配置は、ほぼ自動で行われる(標準パターン)が、宛名ごとに「住所が長い」「連名が多い」など、異なるパターンを設定することもできる。住所録画面を一覧表形式にすることも可能。一覧表でもデータの入力を行える。
文面(裏面)の作成では、ウィザード形式の簡単作成モード(ツール)を複数搭載し、ユーザレベルや目的によって使い分けることができる。
- 特急デザイナー:初心者向け。すぐに使えるサンプルから選択(必要ならイラストや文章を入れ替え)するだけで完成
- 年賀状デザインナビ:時間のない人向け。送る相手(恩師・先輩・上司、友人・同僚)や雰囲気(和と伝統、カジュアルなど)を設定すると複数の候補が抽出され、イラストや文章を変更して年賀状を作成
- 初笑い年賀状工房:デザインに懲りたい人向け。写真のほか、吹き出しや見出し、シールといったツールをアレンジし、「漫画風」「スクラップブック風」「新聞風」など、趣向を凝らした年賀状を作れる
写真やイラストなどの素材を編集するためのツールも豊富に用意されている。「2017」では新たな機能も加わり、さらに使い勝手が上がった。- 筆まめレタッチ:写真の明るさ、コントラスト、色調などを調整する
- 筆まめフィルタ:画像の一部または、トイカメラ風、セピア、イラスト風といったレタッチを施す
- フォトカッター:写真を好きな形で切り抜く
- フォトコラージュ:写真の枚数と配置パターンを選択すると、自動的に見栄えよくアレンジされる。「2017」では「ダイヤモンド」「バブル」「ランダムフレーム」の各パターンが追加された
- クローンブラシ:画像の一部を複製・貼付して、余分なものを消す。「2017」では、写真の「いいところ」を使って別の写真と合成する機能が追加された
そのほかにも、手書き文字やスタンプなどを利用する「ペイントツール」、印影作成ツール「スタンプメーカー」、地図作成ツール「筆まめマップメーカー」、カレンダー作成ツール「筆まめカレンダー」、バーコード/QRコード作成ツールなど、はがきのアレンジに利用できる機能を数多く搭載する。「2017」では、Web版アプリ「Web筆まめ」との連携強化も図られた。スマートフォンやタブレットで下書きしたはがきをパソコンで清書したり、パソコンで作成した年賀状をモバイル端末で持ち出したりといったことができる。