指定フォルダのファイルの変更・削除・リネーム、新規ファイルの追加、ファイルへのアクセスを監視し、リアルタイムに通知してくれるソフト。ネットワークドライブ上の隠し属性ファイルも対象にできる。「Directory Monitor」は、フォルダ(ディレクトリ)内のファイルの状態を監視する常駐プログラム。何らかの変化を検知すると、バルーン(ポップアップメッセージ)で通知してくれる。メイン画面上のログで確認したり、当該ファイルにアクセスしたり、指定したアプリケーションやスクリプトを実行させたりすることもできる。監視対象のフォルダは複数を指定することが可能。監視を無効化・一時停止することもできる。
監視対象フォルダでファイルの新規作成や更新などのイベントを検知すると、バルーンで通知する。メッセージは一定時間が経過すると自動的に消える(消えるまでの時間はユーザが設定できる)が、その後もタスクトレイアイコンの点滅でイベントが発生したことを教えてくれる。メイン画面を開いてログを確認すれば、アイコンの点滅は終了する。
メイン画面は上下に分割された2ペイン構成。上部には監視対象のリストが、下部には監視ログが表示される。監視対象リストでは、フォルダ名のほかにフォルダごとのオプション設定を確認することが可能。設定できるオプションには「イベント」「オプション」「種類」「フィルタ」の4種類がある。
- 【イベント】新規ファイルの作成、ファイルの更新、削除、名前の変更、ファイルアクセスの中から監視したいイベントを選択できる
- 【オプション】「サブディレクトリ内のイベントも監視する」「属性とセキュリティ設定の変更を監視する」の二つを指定できる
- 【種類】「ディレクトリとファイル」「ファイルのみ」「ディレクトリのみ」のいずれかを選択できる
- 【フィルタ】監視対象から除外したり、含めたりするパターンを指定できる(ワイルドカードも使える)
そのほか、ログファイル出力の頻度や出力形式、スクリプトやバッチファイルを利用したファイルの同期などを指定することも可能だ。アプリケーション全体のオプションとして設定できる項目には、
- システム開始時にロード
- 最小化して開始
- 常に手前に表示
- エクスプローラのコンテキスト(右クリック)メニューからフォルダを追加
- バルーンの表示時間
- タスクトレイアイコンに未読イベントを通知
- グローバルフィルタ(除外する/含む)
- テキストログウィンドウ内の表示オプション(リッチテキスト、ハイパーリンク)
などがある。