インクリメンタルサーチ、マルチタブによる複数同時検索、Special Search、ショートカットキーによる操作など、多彩な機能で効率的な作業環境を実現する全文検索ソフト。「isGrep」は、指定フォルダ内の複数テキストファイルを対象に、高速に全文検索を行えるソフト。事前にインデックスを作成する必要ない。マッチした文字列は強調表示され、外部のテキストエディタを登録しておけば、ダブルクリックや【Enter】キーでファイルを呼び出して、編集することもできる。ほとんどの機能にショートカットキーが割り当てられ、習熟が進むにつれて、より効率的に作業することが可能。対応する文字コードはShift JIS、EUC-JP、JIS、Unicode(UTF-16/8)。
検索用の設定は、
- Search(検索文字列の指定)
- Directory(対象フォルダの指定)
- Mask(対象ファイル形式の指定)
を基本に、大文字/小文字の区別、単語単位での検索、ファイル名のみの検索、ローマ字検索、文字コードの自動判定、ファイル名のみの表示などを指定することが可能。AND条件による絞り込み検索や除外対象フォルダの指定も行える。検索文字列や対象ディレクトリの指定はインクリメンタルサーチに対応。二文字以上の文字列を入力すると、直ちに検索結果が表示され、続けて文字を入力すれば、さらに絞り込みが行われる。
AND条件による絞り込み検索とは別に、複数の文字列を条件として組み合わせた「Special Search」機能(AND/OR/NOT検索、フレーズ検索、優先順位指定検索)を利用することも可能。クリップボード上の文字列検索や正規表現による検索などにも対応し、さまざまな方法を使い分けて検索できるようになっている。
マルチタブでタブごとに異なる条件で検索を行って比較したり、マルチタブの状態を保存・復元したりすることも可能だ。
検索結果の表示では、
- 文字コード、ファイルサイズ、タイムスタンプなどのファイル情報を表示
- マッチした文字を行の中央に位置揃えして表示
- 並び順の変更(ファイル名順、タイムスタンプ順など)
- プレビュー行数の変更(マッチした文字を含む行の前後も表示する)
- ジャンプ履歴(外部エディタで開いたファイルの履歴から再アクセスが可能)
- 最前面表示
といったオプションを指定することができる。そのほかにも便利な機能を数多く搭載。
- 検索対象フォルダを上位階層へ移動する機能
- 検索結果のリストや選択したファイルのパス、ファイル名のクリップボード転送機能
- 検索文字列の大文字/小文字変換機能
- 検索設定のプリセット登録機能
などを備える。オプション設定では、外部エディタなどを登録できるほか、表示用フォントや文字色、検索に使用するスレッドの数などを指定することも可能だ。