無制限の階層でアプリケーションを管理できるボタン型ランチャ。簡易ファイラやウィンドウ管理など、デスクトップでの作業に“超便利”な機能を数多く搭載する。「Styx」は、登録したアプリケーションをワンクリックで開けるランチャを中心に、さまざまな便利機能を凝縮したユーティリティ。ボタン型のランチャと時計、リソースメータ、バッテリーメータなどがまとめられたコンパクトなウィンドウで、ほとんどの機能をマウスのクリック操作で利用できる。ウィンドウは、デスクトップの四辺に沿わせて移動させることも、四辺から離して任意の場所に配置することも可能。64bit版Windowsで動作する。
ランチャには標準状態で6個のボタンが並び、アプリケーションやファイル/フォルダのドラッグ&ドロップでアイテムとして登録することが可能。ボタンには「通常ボタン」とフォルダ型の「階層ボタン」の2種類がある。階層ボタンにはフォルダと同様に複数のアイテムを登録でき、サブメニューとして利用できる。階層ボタンにさらに階層ボタンを登録することも可能で、数多くのアイテムを整理・利用できるようになる。登録できるボタンや階層の数に制限はない。通常ボタンも階層ボタンもユーザが任意に追加したり、削除したりすることができる。
時計にもアナログ、デジタルの2種類がある。両方の時計を同時に表示させることも可能。アナログ時計は、文字盤のデザインを5種類から選択・指定できるほか、作者のホームページからファイルをダウンロードしたり、ユーザが自作したりして、選択できるデザインを増やすことができる。オプションで長針・短針・秒針の色や太さ・長さをカスタマイズすることも可能だ。
デジタル時計では、12時間制/24時間制、AM/PMの有無などの表示項目をカスタマイズすることが可能。毎正時に時報を鳴らすこともできる。時報の音は、内蔵の音源または任意のWAVファイルを利用する。
リソースメータでは、物理メモリやページングファイルの容量、実行中のプロセス数、スレッド数をリアルタイムで確認できる。ハードディスク残量メータもあり、各メータとも空き容量と使用率を数値およびグラフで確認できるようになっている。
パソコンに接続されたドライブ内のファイルを閲覧できる「Styxミニファイラー」では、ファイルのコピー・移動・削除、名前の変更、ファイルの検索、ディレクトリの作成といった操作を行えるほか、ファイルを圧縮・解凍(LZH形式)することも可能だ。
そのほかにも、
- なんでもドラッグ&ドロップ(ボタンにファイルをドラッグ&ドロップして、関連付けられたアプリケーションから開く)
- 窓整列(表示方法を切り替えたり、縦横方向に最大化したりといったウィンドウ管理を行える)
- パラパラマウス(マウスポインタの直下にあるウィンドウをクリックすることなくアクティブ化)
- 全部閉じる、最小化、元に戻す(開いているすべてのウィンドウを一括で操作できる。除外するウィンドウの設定も可能)
といった機能を搭載。デスクトップ上の作業の効率化を図れる。