偽装の手口としては“重要なお知らせ.txt.exe”のように一見拡張子のように見える文字を挿入することで本来の拡張子をわかりづらくしたり、ユーザの勘違いを誘ったりといった単純なものだが、それでもパソコンに不慣れな人がうっかり、あるいはちょっとした好奇心でファイルを開いてしまうこともあるだろう。そんなときでも「MalBlocker」があれば、偽装ファイルの活動をその場でブロックし、ウイルスへの感染やスパイウェアの侵入からパソコンを守ってくれる。

インストールしておくだけなのでふだんは特に操作する必要もなく、また設定も簡単。オフィス内でさまざまなユーザが共用するようなパソコンに入れておけば、手軽に安全性を高めることができる。もちろん、一般的なセキュリティ対策ソフトとの共存も問題ない。

監視対象に指定できるドライブは内蔵ハードディスク（ローカルティスク）で、USBメモリなどのリムーバブルメディアには対応していないようなので、今後はそうした点も強化していただけたらと思う。