ソフトを開発しようと思った動機、背景
作ろうと思ったきっかけは「友人のために何かできることはないか」でした。その子は内気で自信が持てない、そしてフリーホラーゲームが好きな子でした。「彼女を主人公に見立て、登場人物が成長してゆくホラーゲームを作る。そうすればその子がプレイしたときに、前向きになるきっかけになるんじゃないか」と思ったのがはじまりです。だから、主人公の「桜」が人と関わってゆくことで、だんだんと会話に参加するようになり、終盤には自発的に行動し、「こういう人になりたい」と目標を立てる話になっています。ゲームを作ったことがまるっきりなかったので、すべてに苦労しましたが、仲間ができてから一気に楽になりました。初期段階は「夢喰珈琲店」というタイトルでしたが、仲間ができたことで、「制作陣、プレイヤー、このゲームに関わった人すべてが幸せになるように」という願いを込めて「HAPPY END.」というタイトルにしています。
開発中に苦労した点
私は無我夢中だったので、苦労した思い出はないです。全部キツかった気がするし、全部楽しかった気がします。デザイン担当の草野が一番苦労したと思います。20人を超える登場人物のグラフィック差分をいくつも描いてもらいましたし、エンディング動画のイラストもかなり気合いが入ってました。ぜひ、最後までプレイして、エンディングを見てください。
ユーザにお勧めする使い方
ホラーゲームとしては足りない点が多く、謎解きや恐怖演出は物足りないでしょう。しかし、落ち込んだときや自信がなくなったときに「HAPPY END.」を思い出してほしいです。そしてもし、このゲームが前を向くきっかけになるのならば、制作者としてそれ以上にうれしいことはありません。
今後のバージョンアップ予定
オマケ部屋の追加やスマホ対応など、検討中のものは多数あります。取り急ぎ、ゲーム内ではないですが、キャラクターソングを動画にして公開したいと思っています。
(小松のゲーム製作所)