12亜神が司る世界を舞台にした、フリーシナリオのファンタジーRPG。Ver.1.5からはイベントやモンスターコンプリートシステム、周回要素などが追加された。12亜神の亜神術を駆使して敵と戦う、自由度の高いフリーシナリオRPG
「12亜神伝」は、私兵団のメンバーとして鬼族と戦いながら、各地の町やダンジョンを探索してゆく、レトロ風味のフリーシナリオRPG。30人以上のキャラクタとパーティを組み、武器と亜神術を駆使して敵と戦ってゆく。
ゲームをプレイするには、まず主人公の職業と性別を選択する。選択できる職業は「戦士」「盗賊」「狩人」「僧侶」「術使い」「マロン魔道士」。性別による能力差はない。術使いとマロン魔道士の場合は、ここでさらに属亜神も設定する。選択できるのは「妖精」「雪ダルマ」「火トカゲ」「土竜」「蝶」「貝」「蛇」「イルカ」「鬼」となっている(「ツララ」「ヒドラ」「幼虫」は敵専用)。
僧侶は天使法、術使いは選択した属亜神の亜神術、マロン魔道士は天使法と選択した亜神の亜神術を最初から使える(術レベル1のもの)。そのほかの術は、誰かに教えてもらうか、本を読むかして覚える必要がある。ただし、僧侶は天使法以外の術、戦士は一切の術を覚えることができない。そのほか「亜神術には職業によって覚えることのできる術レベルが限られる」「相対する亜神の術を覚えようとすると、いま覚えている亜神の術を忘れる」などの制約もある。
王都で私兵団に所属して、鬼族と戦い、各地を探索して回る
物語は、主人公が王都「アルレ・リヤ」を訪れたところからはじまる。王都ではすでに土鬼との戦いがはじまり、いくつもの私兵団が乱立して覇を競っていた。主人公はそれらの私兵団の中から「王都傭兵団」「カリエデ私兵団」「クオーガ傭兵団」のいずれかに入団することになる。
以降のシナリオは所属した私兵団によって多少変わるが、基本的な流れは同じ。私兵団が受けた任務に従って出兵し、ストーリーに沿って戦闘を行って、ストーリーイベントの合間に自由に各地の町やダンジョンを探索して回る──を繰り返してゆく。
敵との遭遇はシンボルエンカウント方式。戦闘はターン制。パーティメンバー全員のコマンド入力が終了すると、攻撃が開始される。戦闘に勝利すると、戦闘中に選択したコマンドやキャラクタの成長率に応じて、各種パラメータがアップするようになっている。
戦闘中の並びは「前衛」「中衛」「後衛」で、並ぶ位置に応じた武器を装備させる必要がある。並びは戦闘中に【↑】キーを押せば変更できる。
前衛・中衛・後衛の配分を考えてパーティメンバーを揃え、戦いに挑む
パーティには3人まで加えることが可能。パーティの組み方はちょっと独特だ。メンバーに入れる際は当該キャラクタに話しかけるだけでよいが、外すには王都の酒場まで行く必要がある。また、団のメンバーはイベント戦の直前に自動的にメンバーから外れてしまうので、必要なら再度話しかけなくてはいけない。
仲間にできるキャラクタは30人以上。ゲームが進むと、モンスターや亜神もメンバーに入れることができるようになる。自作のメンバーも2名まで作成できる。王都の酒場で職業や性別などを指定して作成することが可能だ。
ほかの町やダンジョンへの移動はワールドマップを使う。行ける先は最初のうちは少ないが、情報収集などを行うことで、少しずつマップ上に表示される場所が増える。場所によっては、はじめて行くときには条件をクリアして船に乗ったり、ダンジョンを踏破したりなどの行動が必要。しかし、2回目以降はワールドマップで直接移動できるようになる。