楽曲を聴きながら、リズムゲームの要領でタイムタグ付きの歌詞を作成できるソフト。外部アプリケーションと連携して、歌詞を取り込むことも可能。「RhythmicaLyrics」は、カラオケソフトなどで使われる「タイムタグ付き歌詞ファイル」を簡単な操作で作成できる“タイムタグエディタ”。楽曲を再生して聴きながら、適当なタイミングでスペースキーを押して、画面上の歌詞にタグを打ち込んでゆく。歌詞の読み込み時にタグの位置を自動チェックする機能があり、これを目安にすることで、より手軽かつ正確にタイムタグを付けられるようになっている。対応するファイル形式はMP3、WMA、OGG、AAC(MP4/M4A)、WAVなど。
実際に使うには、
- 楽曲ファイルおよび歌詞ファイルを開く
- 自動チェック付加機能により、歌詞にチェックが付けられる
- 付加されたチェックを編集(位置と数を調整)する
- 楽曲を再生しながら、適当なタイミングで画面上の歌詞にタイムタグを付ける
といった流れで操作してゆく。楽曲ファイルは動画サイト(ニコニコ動画)からダウンロードして利用することも可能。歌詞ファイルは、テキストファイルを利用するか、歌詞検索ソフト「LyricsMaster」と連携し、歌詞検索サイトからダウンロードして利用する。チェック編集やタグ付加の操作方法は、スペースキーで付加、【BackSpace】キーまたは【Delete】キーで削除と簡単。タイムタグの位置のずれを調整したり、タイムタグの誤り(時間順が逆転するなど)を検査したりすることも可能だ。
さらに、タイムタグ付き歌詞ファイルにタイトル名、アーチスト名、アルバム名、タグ付け者名といった情報を示す「@タグ」を付加することもできる。
タイムタグが付加された歌詞は、歌詞ファイルの標準的なフォーマット(LRC/KRA)またはプレーンテキスト(TXT)で保存できる。
そのほか、
- さくら歌詞(ボーカロイド用スクリプト入り)カード(TXT)
- カラオケ字幕編集ソフト「txt2ass」用のカラオケタグ(ASS)
- 初音ミクの3D動画作成ツール「MikuMikuDance」で使用するためのリップシンクファイル(VSQ)
など、ほかのアプリケーションで利用できる形式でファイルを出力することも可能。標準演奏時間とは異なるWinamp時間にも対応する。タイムタグが付加された歌詞ファイルをWinamp時間に変換し、保存することができる。