Windowsの起動・終了動作を“簡単”かつ“きめ細かく”制御できるユーティリティ。その場で直ちに実行できるほか、実行時刻や遅延時間を指定することもできる。「Chameleon Shutdown」は、パソコンのシャットダウンやログオフ、ロックなど、6種類の起動・終了操作を行えるソフト。大きなボタンが並ぶシンプルなインタフェースで使いやすい。時刻などを指定して起動・終了操作を行えるだけでなく、「CPU使用率が閾値を下回った場合」などの条件を設定して実行させることも可能。条件はAnd/Orで複数を設定できる。スキンに対応し、ワンタッチで外観を変更することも可能だ。
メイン画面上の操作ボタンをマウスでポイントすると、「Right now」「With parameters...」という二つの小さなボタンが表示され、実際の操作を選べるようになる(6個のボタンすべて共通)。「Right now」をクリックした場合は、選択した操作が直ちに実行される。「With parameters...」では、オプションで実行タイミングを設定したのち、待機状態となる。
選択・実行できる起動・終了操作は、
- Shutdown(シャットダウン)
- Restart(再起動)
- Sleep(スリープ)
- Hibernate(休止状態)
- Lock(ロック)
- Log off(ログオフ)
の6種類。「With parameters...」を選択した場合は、- Delay(指定時間の経過後に実行)
- Specific time(指定時刻に実行)
- Idle time(アイドル状態が一定時間継続した場合に実行)
- CPU usage(CPU使用率が閾値を下回った場合、指定時間後に実行)
- Closure of a program(指定プログラムの終了を検知して実行)
から条件を選択・指定する。時間や時刻の指定では値を直接入力できるほか、1分、5分、10分などのプリセットされた値をリストから選択して指定(または追加)することが可能。「Closure of a program」では、起動中のアプリケーションや実行中のプロセスがリストに表示され、監視対象を選択できるようになっている。複数の条件をAnd/Orで組み合わせて指定することも可能。「More...」ボタンをクリックすると、組み合わせ設定用のリストが表示される仕組み。同じ操作を繰り返せば、三つ以上の条件を設定することもできる。
タイマ動作時には実行前の確認メッセージが表示され、遅延時間が設定されていればカウントダウンが行われる。カウントダウンをキャンセルしたり、カウントダウンをパスして直ちに実行させたり、延長時間を設定して実行を先送りにしたりすることも可能だ。
オプション設定メニューでは、テーマ(外観)の設定や表示言語の選択、スタートアップ項目への登録、設定ファイル保存用フォルダの指定、ポータブルモード、アップデートのチェックなどを行える。