誰でも簡単にインターネットラジオの再生・録音を楽しめる「ネットラジオレコーダー」の新バージョン。スリープ状態からの予約録音に対応した。「ネットラジオレコーダー」は、インターネットで提供されるラジオのサイマル放送を聴取したり、録音したりするためのソフト。民間地上波放送の「radiko.jp」やNHKの「らじる★らじる」、radikoのエリアフリー放送「radiko.jpプレミアム」、コミュニティ局(JCBA/CSRA)の放送を楽しめる。起動すると自動的に「現在地」が判断され、エリア内のラジオ局が提供する番組情報を取得。ユーザが初期設定などを行う必要はない。ラジオ局を選択するだけで現在放送中の番組を聴取できるほか、一回のみや繰り返しの予約録音も簡単。新バージョン「5」では、スリープ状態からの予約録音に対応したほか、録音済みのファイルを自動分類する機能など、計10以上の新機能が追加された。
ラジオ番組を再生(聴取)するには、(1)起動時に表示される番組表でラジオ局を選び、(2)「再生」ボタンをクリックする。また、放送中の番組を録音するには、(1)再生状態で「録音」ボタンをクリックし、(2)「録音」設定画面で終了時刻と保存ファイル形式を指定して「OK」ボタンをクリックする──操作はこれだけだ。番組表の右側には、選択した番組の詳細情報が表示され、パーソナリティや番組の内容、聴取者向けのメールアドレス、番組のTwitterアカウントなどを確認できるようになっている。
番組の予約録音も簡単に行える。「一回のみ」の場合は、
- 番組表で対象の番組を選択して「予約」ボタンをクリックし、「予約」設定画面を開く
- 開始・終了時刻やタイトル(番組名)があらかじめ入力された状態なので、内容を確認して「OK」をクリック
すればよい。「繰り返し」録音を行いたい場合はさらに、- 予約の期間および頻度(毎日または曜日指定。複数選択も可能)を設定
する。保存できる音声ファイルの形式およびビットレートは、MP3(高音質:128kbps、中音質:64kbps、低音質:32kbps)、MP4(AAC高音質:128kbps、AAC中音質:64kbps/AAC低音質:32kbps)、WAV、FLAC。
再生は内蔵プレイヤーで行えるほか、設定により、好みの外部音声プレイヤーを利用することも可能だ。
ファイル名は「番組タイトル」「放送局名」「日付」「時刻」から、任意の組み合わせで付けることができる(例えば「番組タイトル-日付_時刻」など)。
録音済みファイルのサブフォルダへの自動振り分けは、新バージョン「5」で追加された機能。サブフォルダ名は「放送局名」「放送月」「放送局名-放送月(2階層)」「放送月-放送局名(2階層)」のいずれかを選ぶことができ、録音完了後に指定したフォルダ内に格納される。
新バージョン「5」ではそのほかにも、
- ID3タグの編集(MP3ファイルに「ID3タグ」を付加する)
- 前回録音時に指定した条件(保存形式、iTunesへ登録など)を保存
- 音声ファイルの部分削除・切り取り(切り取りツール)
といった機能が加わり、より便利になった。