手軽に使えるフォルダ/ファイルサイズのチェックソフト。「貴重なディスク領域をどのフォルダ/ファイルが消費しているのか」がひと目でわかる。「TreeSize Free」は、ユーザの指定したドライブまたはフォルダをスキャンして、統計データを表示するソフト。エクスプローラなどのコンテキスト(右クリック)メニューから起動して、フォルダ別の容量やファイル数、ドライブ内での占有比率などを簡単に調べることができる。対象のドライブ/フォルダを指定するとただちにスキャンが開始され、値の大きなものから順にフォルダツリー形式のリストに表示される。フィルタ指定オプションにより、対象を特定の名前や拡張子を持つものだけに絞り込むこともできる。
スキャン対象はドライブまたはフォルダで指定する。文字列検索を行って指定したり、エクスプローラの機能拡張を利用してコンテキストメニューから起動したりすることも可能。スキャンの実行履歴は記録され、履歴を呼び出せば、すばやく再スキャンを行える。
スキャン結果のリストで確認できるのはフォルダ/ファイル名、サイズ、ファイル数、サブフォルダ数、占有率(バーグラフ)、最終更新日などの詳細なデータ。フォルダ/ファイル名のフィールドには、ファイル数や占有率などをユーザの好みに応じて表示させることも可能。フィールドの背景部分にバーグラフを表示させたり、詳細データのフィールドを非表示にしたり、リスト上のアイテムをマウスでポイントしてツールチップの形で表示させたりすることも可能だ。
フォルダツリーの下位フォルダを展開したり、折りたたんだりすることも、もちろん可能。階層レベルを指定(レベル1〜6)して一気にツリーを展開したり、リスト内の全フォルダのツリーをまとめて展開したりもできる。ツリーの展開や再スキャン、選択アイテムだけの再スキャン、スキャン対象からの除外といった操作は、アイテムのコンテキストメニューから行える。
リストは項目ごとに並べ替えることが可能。表示単位の選択(KB/MB/GB)や自動切り替え、ファイルサイズや占有率表示における小数点以下桁数なども指定できる。
ファイルは便宜的に[Files]というグループにまとめられる。[Files]を開くと、下位アイテムとしてファイル一覧が表示されるが、個々のファイル情報ではなく、[Files]のサマリーのみの表示とすることも可能だ。