シンプルで使いやすいMac用のクリーンアップソフト。簡単な操作で不要ファイルを検出・削除し、Macの安定性と安全性を高めてくれる。「CleanMyMac」は、Mac内に存在する不要ファイルを一括で検出し、削除するためのソフト。フルオートですべておまかせの「スマートクリーンアップ」により、システムの動作や操作環境に影響しないアイテムだけを選び出し、安全に削除できる。新バージョン「3」では、メールの添付ファイルやiTunesの不要ファイルもクリーンアップの対象にできるようになったほか、CPU/メモリの状態やバッテリーの使用状態をチェックできる「ダッシュボード」、履歴削除機能などが追加された。
クリーニングメニューとして用意されているのは、
- システムの不要物(ユーザキャッシュ、システムキャッシュ、ユーザログ、システムログ、破損した環境設定、破損したログイン項目、言語ファイル、ユニバーサルバイナリなど)
- iPhotoの不要物(写真アプリ「iPhoto」の編集操作で作られる不要な一時データ)
- メール添付ファイル(メールアプリが保存した添付ファイル、ダウンロードファイルなど)
- iTunesの不要物(古いiOSデバイスのバックアップやソフトウェアアップデート、破損したダウンロードなど、iTunesに残されたジャンクファイル)
- ゴミ箱(外付けディスクドライブやiPhotoのゴミ箱を含む)
- 大きい古いファイル(大容量のファイル、不要な古いファイル)
の6項目。さらに「スマートクリーンアップ(従来の自動クリーンアップ)」は、これらの項目のすべてをカバーし、不要ファイルをまとめて検出・削除できる。「スマートクリーンアップ」の使い方は非常に簡単。
- クリーンアップのメニューで「スマートクリーンアップ」を選択
- 画面下部のボタンをクリックして「スキャン」を実行
- 検出されたアイテムを確認し、画面下部の同じボタンをクリックして「クリーンアップ」を実行
の3ステップで完了する。検出されたアイテムは、実際にクリーンアップを実行する前に、ユーザが個別に削除の可否を判定できる。そのほかにも、
- 使わなくなったアプリケーションを、ログファイルやジャンクファイルなどとまとめて削除できる「アンインストーラ」
- アプリケーションのプラグイン、ログイン項目、辞書など、ユーザが追加した機能拡張項目を表示し、有効/無効を切り替えたり、削除したりできる「機能拡張マネージャ」
- ファイル/フォルダを完全に消去する「シュレッダ」
- ディスクアクセス権の修復、スタートアップ項目の検証、Spotlightとメールデータベースの再構築など、システムの診断と修復を行って最適化する「メンテナンス」
- クッキー、チャットや閲覧・ダウンロードの履歴、最近使った項目リストなど、OSやアプリが保存している個人データを削除できる「プライバシー」
といった多彩な機能を搭載する。ステータスバーに常駐し、Macの健康状態を監視する「CleanMyMac 3メニュー」も利用できる。常時チェックできるのは、ハードディスクおよびメモリの空き容量、ゴミ箱の使用容量、ハードディスクの温度など。例えば「起動ドライブの空き容量が指定値を下回る」「ゴミ箱の容量が指定値を超える」「ディスクドライブ温度が高すぎる」といった問題点が検出されると、画面に通知される。さらに「CleanMyMac 3メニュー」から、ゴミ箱を空にしたり、メモリを解放したりといったことも行える。
スケジュール機能も備える。1週間、2週間、1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年の頻度で、定期的にクリーンアップを自動実行するように設定できる。