日記本文はもちろん、添付ファイルも含めて暗号化保存される、セキュリティに配慮された日記ソフト。「スマートダイアリー」は、シンプルなインタフェースで使いやすい日記ソフト。暗号化保存とパスワード保護でデータのセキュリティを確保するほか、過去の記録を振り返るのに便利な付箋機能や、読み比べに便利なタブ切り替え式の画面により、参照性や検索性にも優れる。日記に画像ファイルなどを添付することも可能。添付ファイルは自動圧縮されるため、余計なディスクスペースを消費しない。日記データのコピー/バックアップ操作も容易。パソコンの買い換えなどの際も、簡単に日記データを移行できる。
メイン画面は、日付を選択するためのサイドバーと、日記の入力・表示を行うためのエディタ/ビューアとで構成される。サイドバーの日付をダブルクリックすると、当日の日記が表示される仕組み。日記のエディタ/ビューア部はタブ切り替え式。サイドバーで未入力の日付をダブルクリックした場合は空白のタブ画面が現れ、新たな日記を入力できるようになる。
サイドバーでは、月間カレンダー+予定リストか予定リストのみかを切り替えることが可能。日記が入力されている場合は、月間カレンダーには日付に三角形のマークが、また予定リストには日記の題名が表示される。サイドバー全体を非表示にすることも可能だ。
日記には本文と題名を入力できるほか、天気を記録したり、色設定を行ったりすることも可能。色設定では、月間カレンダーの日付部分の文字色、点滅表示、背景色などを指定できるようになっている。
日記にファイルを添付することも可能。画像の場合はサムネイル、そのほかのファイルではアイコンが表示される。添付したファイルは自動的に圧縮される。画像のサムネイルをダブルクリックするとビューアがポップアップして拡大表示してくれる。
日記にハイフンを使った長短2種類の境界線(区切り線)を挿入したり、選択した文字列をGoogle、Yahoo!、Bingで検索したりすることもできる。タブ部分を右クリックして表示されるコンテキストメニューには、
- 日付を変えて保存
- 日記を削除
- 付箋を貼る
- 付箋を剥がす
- 日記リンク文字列をコピー
といった項目が並ぶ。「日付を変えて保存」は、同じ内容の日記を別の日付で保存する機能。「付箋を貼る」は、個別の日記に付箋をつけて、いつでも簡単にその日記を開けるようにするもの。付箋はメイン画面の左側または右側に貼りつくように表示され、縦方向および両サイドにはドラッグで自由に移動させることができる。付箋に表示される文字列を編集したり、付箋の色や透明度を指定したりすることも可能だ。「日記リンク文字列をコピー」は、【日記:2015/04/06】のように【日記:日付】という書式で文字列をクリップボードに転送する機能だ。
そのほか、日記のフォントや色の指定、データの保存先フォルダの変更、日記を開いたときのカーソル位置の指定(題名または本文のいずれか)なども可能。起動時に今日の日記を開くように指定することもできる。さらに、データのエクスポート/インポート、日記全体のパスワード保護、データの最適化といった機能も備える。添付ファイルの一覧表示リストでサイズを確認したり、削除したりすることもできる。