iPhone/iPad/iPod(iOSデバイス)のデータをパソコン上のiTunesにバックアップできるソフト。プレイリストやアートワークなども転送できる。「CopyTrans」は、iOSデバイス内に格納されたデータのバックアップを簡単な操作で行えるソフト。iTunesを直接介することなく、データを高速に転送することが可能(起動にはiTunesをインストールするか、CopyTrans driver installerを使用して、iOSデバイスを認識させるための各種ドライバをインストールする必要がある)。iTunesのほか、ユーザが指定した任意のフォルダにバックアップすることもできる。iPhone(3G以降)、iPad(Air/miniを含む)、iPod(Classic以降、Nano/Shuffleを含む)の全シリーズに対応。iPhone 6/6 Plus、iPad Air 2、iPad mini 3などの最新機種やiOS 8にも対応する。新バージョン「5」ではインタフェースを一新。これまで以上に見やすく、使いやすくなった。
バックアップできるのは、音楽、ビデオのほか、TVショウ、ポッドキャスト、オーディオブック、ボイスメモ、着信音など。iPhone内のアプリケーション(ipaファイル)やカメラロール内の動画もバックアップ対象にできる。
バックアップ方法は、
- 全トラック(トラック情報、アートワーク)とプレイリストをiTunesに一括転送する「スマートバックアップ」
- 選択したトラックやプレイリストをiTunesまたは指定フォルダに転送する「マニュアルバックアップ」
から選択することが可能。マニュアルバックアップでは、バックアップ先として内蔵ハードディスクのほか、外付けハードディスクやUSBなどのリムーバブルメディアも選べる。iPhone/iPad/iPodが接続されると自動的にアクセスを開始し、デバイス内のデータをリストに一覧表示。iTunes内データとの比較により、トラックごとの状態(iTunes内にない、iTunes内にあるが最新ではない、iTunes内にある)をマークで表示してくれるため、アイテムを転送できる(する必要がある)かどうかがひと目でわかる。
バックアップデータは「Music-アーチスト名-アルバム名」のように、階層化されたフォルダに格納される。フォルダへの転送では、フォルダ階層の順序を任意に設定することが可能。iTunesへの転送でも「iTunes music data」以下のサブフォルダの階層構造はユーザが指定できる。ファイル名には「アーチスト」「アルバム」「タイトル」「作曲者」「ジャンル」「トラック番号」「トラックの総数」「ディスク番号」「ディスクの枚数」「年」「レート」「再生回数」から三つまでを選んで付加できるようになっている。
「インポートオプション」機能により、プレイリストをiTunesへ転送しないように設定することも可能。「マイレート」「再生回数」「アートワーク」「最後に再生した日」「最後にスキップした日」「スキップ回数」「音量」など、転送する/しないは項目ごとに細かく設定できる。