よく利用するフォルダへの移動をすばやく行えるようにしてくれるソフト。「(ファイルを)開く」「名前を付けて保存」などのコモンダイアログでも使用できる。「Chameleon Folder」は、あらかじめフォルダを登録しておくことで、迅速なアクセスを可能にするユーティリティ。常駐するタスクトレイアイコンのクリックやホットキー(初期設定では【Windows】+【Z】キー)、マウスホイール(中ボタン)のクリックで表示されるポップアップメニューからフォルダを選択できる。ポップアップメニューには、最近使ったフォルダや最近使ったファイルなどの項目もあり、選択したフォルダをエクスプローラで開いたり、関連付けられたアプリケーションでファイルを開いたりすることも可能だ。
アプリケーションで「(ファイルを)開く」や「名前を付けて保存」を実行するとき──フォルダ選択用のダイアログがオープンしている状態──にポップアップメニューを呼び出した場合は、選択したフォルダが開かれるのではなく、ダイアログ内で当該フォルダに移動する。
さらに、ダイアログで呼び出した場合に限り、メニューには「Filter」という項目が追加表示される。「Filter」では、テキスト系(Text Documents)、動画系(Pictures)、音楽系(Video)など、ファイルタイプでフィルタリングできるようになっている。
ポップアップメニューへのフォルダの登録やそのほかの指定は、メニューの「Options」で行う。よく使うフォルダには、あらかじめ「コンピューター」やリムーバブルメディアのルート、「マイドキュメント」「Music」「Pictures」などが登録済み。フォルダを登録・削除したり、並び順を変更したりはユーザが自由に行える。さらに、登録したアイテムをグループにまとめてサブメニュー化したり、フォルダ用のアイコンを変更したりすることも可能だ。
フォルダの登録のほかには、
- フィルタ機能で使用する拡張子(ファイル形式)の管理
- ホットキーのカスタマイズ
- ポップアップメニューの表示タイミング(ディレイ)の設定
などを行える。