対して本ソフトは、小遣い帳としての用途に着眼点を絞り、搭載している機能は最低限のものだけにしました。機能を減らすということは、操作が簡単ということに繋がります。そのため、本ソフトの名称の通り、手軽に扱える小遣い帳としてお使いください。なお、機能が少ないというデメリットにより、家計簿用途にはお勧めできません。

制作において工夫した点
本ソフトは既存の小遣い帳ソフトよりも、操作画面をさらにシンプルにするよう注力しました。収入や支出を新規追加する機会と、過去の収入や支出の履歴を閲覧する機会は別であると考え、これらを別画面にしました。

また、タブレット端末などでタッチ操作することを考え、ボタンなどは大きめに、さらにウィンドウのサイズ変更に応じてこれらは拡大・縮小されるように調整いたしました。特定の操作に対するショートカットキーも設けましたので、本ソフトはどのようなデバイスでも扱いやすいようになっています。

ソフトを開発しようと思った動機、背景
動機は、自分がこのようなソフトを使いたかったからです。私は学生なのですが、学生という身分上、小遣いという問題は切実なもので、「残高はいくらあるのか」などは非常に気になります。そのため小遣い帳をつけることにしたのですが、個人的にノートに手書きするのは面倒な感じがして、スマートフォンも所持しておりませんので、パソコンで小遣い帳をつけようと思いました。

しかし、パソコンはスマートフォンと比べてヘビーな用途に使用する機器とされていますので、小遣い帳ソフトよりも多機能でヘビーな“家計簿ソフト”が注目されていて、小遣い帳ソフトの業界は小規模なものでした。私は当初、既存の小遣い帳ソフトを使用させていただこうと思っていたのですが、種類が少なくて、自分に合うものを見つけることをできませんでした。

そこで、私は以前から趣味でパソコン用ソフトを制作していたので、自分に合うものがないなら作ってしまおうということで、本ソフトの開発に至りました。また、せっかく作るのなら、私と同じようなソフトを求めている方々にも、微力ですが貢献できればと考え、本ソフトを公開させていただきました。