レベル1から成長できなくなってしまった歴戦の勇者が、自らの代わりに召喚した女性を育て、魔王退治を目指すファンタジーRPG。レベルアップできなくなった勇者が魔王を退治するために選んだ手段とは?
「Hero and Daughter」は、力を失ってしまった勇者が、召喚した女性と一緒に戦って育てながら、魔王退治を目指す、自動生成ダンジョン攻略型RPG。ランダムに召喚される20名を超える女性キャラから気に入った娘とパーティを組み、島内のダンジョンの攻略に挑む。
ゲームの主人公は勇者「ラルフ」。幾度となく魔王を退治し、世界を救ってきた正真正銘の勇者だが、騙されて国王に飲まされた薬によってレベル1に落とされ、どんなに経験を積んでもレベルが上がらなくなってしまった。国王は「魔王を退治すれば、元に戻る薬を渡す」というが、このままではどうにもならない。
ラルフのそんな状況を打開してくれたのは、老いた一人の(エロ)サモナー。魔王が棲む島にある小さな村で酒場を経営する老人は、ラルフにひとつの提案をする。「召喚石と引き替えに召喚した女の子を、これまでの経験を生かして育て上げ、彼女たちの力で魔王を倒せばよい」という。
不承不承ながらも、その提案に乗るラルフ。島にあるダンジョンは森、土、火の三つ。それぞれのダンジョンの最上階にはボスが待ち構える。ボスを倒し、それぞれのボスが持つ宝石を揃えないと、魔王城に入ることはできない。ラルフは無事、魔王を退治することができるだろうか……。
総勢20名以上の個性的な女の子が召喚され、仲間になる
召喚できる女の子は20名以上。ゲームの作者によるもののほか、ほかのフリーゲームに登場するキャラクタのゲスト出演もある。
最初に召喚されるのは「ララ」。女子高生ということもあり、ステータスは低めだが、物理防御無視の連続攻撃などの優れたTPスキルを持ち、使いやすい。ララだけは固定だが、以降のキャラはランダムで召喚される。
「アクアータ」は、マイクロビキニを身にまとった水着キャラ。MP攻撃やMP系の支援が得意。
「ラルフィー」は、未来から召喚されたラルフの実の娘。外見はもちろん、TPスキルもラルフ似だが、さらに強力。いったい誰との間に生まれた娘なのかも気になるところ。
「モスキー」は、人差し指で血を吸う吸血キャラ。最大HPが高く、吸血によるHPの回復も可能。長期戦に強い。
「ルージュ」は、ちょっと脳筋な格闘家。当然のことながら、単体相手の物理攻撃が得意。相手に与えるダメージはなかなかのものだ。
「フェリーチェ」は、普通であることを気にしているの村人の女の子。特製ポーションによる回復を得意とする。
「プリズン」は、狭いところが大好きな、引きこもり系ドMキャラ。タイプはディフェンス型。罵られると喜ぶ残念美人。
「ヨミ」は、右腕にバスターを装着した、フリーゲーム「フルスイング」からのゲスト参加キャラ。物理ダメージに加え、敵のHPを数%減少させる効果のあるTPスキルを持つ。
「チーア」は、相手を落として上げるのが得意な応援型のキャラ。自らのHPを減少させながら、仲間に恩恵を与える特殊支援タイプのTPスキルを持つ。
そのほかにも多数の個性的なキャラが登場。「次はどんなキャラが召喚されるのか?」と、召喚石を入手するたびにワクワクする。
探索によりお金を稼ぎ、ショップで買い物をすれば、村そのものがレベルアップ
ゲームの内容は、シンプルなダンジョン探索型のファンタジーRPG。島内にあるダンジョンを探索し、最上部の5Fにいるボスの攻略を目指す。ダンジョン内のマップは毎回自動生成され、一度階段を上ると下りることはできない。
ダンジョンから村への帰還の条件は、
- 「オカエリのはね」というアイテムを使う
- パーティが全滅する
- ボス戦に勝利する
のいずれか。全滅によるペナルティはなく、それまでに獲得したアイテムも保持される。ユニークなのが「パーティの帰還時に、残留メンバーの活躍による『村』の経験値アップが表示される」こと。村がレベルアップすると、畑で収穫される野菜の質が向上し、店で販売されるアイテムの種類も増える。時折、村に残ったメンバーのうちの四人と魔物の群れとの戦闘も発生する。残留メンバーを0にするのは避けた方がよい。そのほか、村のショップでアイテムなどを購入することでも、村の経験値はアップする。
ダンジョン探索パーティの上限は4人。メンバーからラルフを外すことはできないので、1回の探索で育てられるキャラは3人までとなる。パーティの編成は村の酒場でしかうことができない。
ラルフはどれだけ戦ってもレベルアップすることはないが、ステータスアップ系のアイテムを使ったり、村のレストランで食事を摂ったりすることにより、ステータスは強化できる。