画面を最大四分割することにより、快適な操作を実現したファイル管理ソフト。各画面上ではタブを利用することができ、より効率的に作業を進められる。「Q-Dir(the Quad Explorer)」は、画面をさまざまなレイアウトで分割することにより、高い操作性を実現したタブ型ファイル管理ソフト。縦または横の二分割、2×2の四分割のほか、左1+右2、上1+下2の三分割など、豊富なレイアウトが用意され、目的や場面に応じて切り替えられる。レイアウトの切り替えは、画面上部のツールボタンですばやく行える。
分割されたそれぞれの画面(ペイン)には、Windows標準のエクスプローラと同じ「→(進む)」「←(戻る)」ボタンのほか、「上の階層へ」「新規フォルダ」の各ツールボタンが並ぶ。フォルダ/ドライブをプルダウンメニューから直接選択できるボタンや、フォルダツリーの表示/非表示切り替えボタンなどもあり、ペインごとのレイアウト切り替えは簡単に行える。
各ペインの操作はエクスプローラとほぼ同等。表示モードの切り替え、アイテムの整列などはペイン単位で行える。ファイル/フォルダのコピーや移動、ショートカットの作成などは、ペイン間のドロップ&ドロップで行うことが可能だ。
リスト上でのコンテキスト(右クリック)メニューでは、エクスプローラと同様の機能を利用できるほか、
- 「スタート」メニューに表示する
- パスをコピー
- 新しいタブを開く(選択アイテムを新しいタブで表示)
といった操作も可能。さらにメニューバーでは、- コマンドプロンプト、シャットダウンメニュー、システムツールを開く
- 拡張子の表示/非表示、隠しファイルの表示/非表示を切り替える
といった操作も行える。気に入ったレイアウトを保存し、あとから復元することも可能だ(お気に入り機能)。ファイルの色分け機能(カラーフィルタ)もある。拡張子別にファイルの文字色や文字装飾(斜体、太字、下線、取り消し線)を設定できるもので、あらかじめ画像ファイル(JPEG/PNG/GIFなど)、アーカイブファイル(ZIP/RAR/GZ/7Z)、実行ファイル(EXE/DLL/BAT)、フォルダ、隠しファイルなど、10種類以上のフィルタが用意されている。フィルタの追加や削除、フィルタに関連付けられたファイル(拡張子)の追加や削除、指定色の編集などは、ユーザが自由に行える。
そのほか、
- 特定の文字列を名前に含んだファイルをハイライトで表示
- よく使うフォルダを登録してワンボタンで開く(クイックリンク)
- フォルダ内のファイル一覧リストをテキストに書き出す
なども可能。多彩な機能を搭載する。