音声案内付きの操作ガイドで、誰でも簡単にはがきを印刷できる“やさしい住所録&はがき作成ソフト”。家庭内の5台までのパソコンにインストールできる。「筆王」は、年賀状をはじめとした郵便物の文面や宛名印刷を効率的に行える“定番”はがき作成ソフト。操作モードは、すべての機能を利用できる「筆王」と、はがき作成に機能を絞り、ウィザード形式で操作できる「はじめての筆王」の2種類から選べる。「はじめての筆王」では、音声ガイドを聞きながら操作することが可能(通常の「筆王」でも音声ガイドは利用できる)。新バージョン「19」では、タブレットやMacでも利用可能な新サービス「web筆王」が提供される(2014年11月予定)ほか、オリジナリティ溢れる年賀状を手軽に作れる「はがきデコレーション」機能が追加された。収録素材数は300,000点以上に上る。
「筆王」のメイン画面には左端に「住所録」「表面」「裏面」「印刷」「ネットプリント」「筆王データ」の各タブが並ぶ。上から順番に操作してゆくことで、スムーズに作業を進められるようになっている。タブの切り替えに応じて、各機能の音声付き操作ガイドが表示される仕組み。
「住所録」タブ画面は、宛先を管理するためのもの。一覧表形式のリストとカード型のデータ編集画面とがあり、宛名面をプレビューで確認しながら、データを検索したり、編集したりすることが可能。住所録の新規作成や他形式ファイルとのインポート/エクスポート、差出人の編集なども行える。
編集画面では自宅・勤務先の選択、友人・親戚などの分類、敬称の選択、送受信の記録などを行える。そのほかにも、住所録および送受信記録の一覧表印刷、一覧表の並べ替え、表示項目のカスタマイズなどを行うことも可能だ。
「表面」タブ画面では、宛先の住所や名前、差出人名など、宛名面に配置するパーツのレイアウトと書式の設定を行う。上部には住所録リストが表示され、選択した宛先がどのようにレイアウトされるかをプレビューで確認できる。
レイアウトは10パターンを登録することが可能。基本レイアウト、連名あり、長い住所などを宛先に応じて使い分けられる。さらに素材や写真、テキストの追加、背景画像や背景色の指定なども行える。
「裏面」タブ画面では文面を作成する。テンプレートや素材イラストの選択、写真の指定、テキストの入力などを行える。文例集から例文を選択したり、複数の写真を組み合わせてコラージュ入りのはがきを作成したりすることも可能。画像を選択した場合は、切り抜き、フィルタ処理、フォトフレームとの合成、縁取りやぼかしといった加工を簡単に行えるだけでなく、トーンカーブやレベル補正、レンズの歪み補正といった本格的なレタッチ機能も利用できる。そのほか、図形の書き込みや変形文字の入力、QRコードやはんこ、カレンダーの作成などの機能も揃う。
年賀状や官製はがき以外にも、往復はがき、封筒、ラベルシール、名刺、FAX・レター、宅配便などのレイアウトを選択して印刷物を作成できる。デザインテンプレートやイラスト、背景などの素材は素材パレットから選ぶことが可能。年賀状や誕生日、お祝い、ビジネスといったカテゴリーから選択できるほか、キーワードや素材番号で検索することも可能だ。
「印刷」タブ画面では、表面/裏面の印刷、住所録および送受信記録一覧の印刷に加え、電子メールでの送信が可能。(条件指定で)印刷したい宛先を抽出したり、住所録に設定した(友人/親戚などの)分類を利用して絞り込みを行ったりもできる。
「ネットプリント」タブ画面では、インターネット経由でプリント注文を行える。はがきのタイプ(年賀状/通常)や宛先、用紙の種類などを指定することで、正式の注文前に見積もりを確認できる。
「筆王データ」タブ画面では、デザインした文面や住所録をCD-Rやハードディスク、USBメモリにバックアップしたり、ソースネクストのアカウントを利用してクラウド上にデータを保存したりすることが可能。データ管理機能では、住所録のリネームやアイコンの割り当て、削除、宛名面と文面のデザイン確認(サムネイル表示)を行える。
ダウンロード版はパッケージ版に対して収録素材が限定されているが、インターネット経由でダウンロードできるようになっている(2015年8月までの期間限定)。