コピー時のリネームや世代管理なども可能なフォルダ同期ソフト。わかりやすいインタフェースで、はじめてでも直感的に利用できる。「FreeFileSync」は、二つのフォルダを比較し、簡単な操作で更新内容を双方に反映できるファイル同期ソフト。バイナリファイルの比較やバッチによる自動同期、ロックされたファイルのコピー、ファイル名や拡張子による同期対象のフィルタリングなどにも対応。削除/更新ファイルを世代管理する機能も備える。対象ファイルの判定方法は「更新日時とサイズ」「ファイル内容」のいずれかを指定できる。
使い方は簡単。
- 同期元(画面左)と同期先(画面右)のフォルダを指定
- 二つのフォルダが比較され、指定した判定方法で処理対象をリストアップ
- 「同期処理」を実行
の3ステップで操作は完了する。同期対象フォルダの指定はドラッグ&ドロップで行うことが可能。同期実行前にリスト上でファイルを選択し、処理対象を選択することもできる。処理内容として選択できるのは、
- 両方向(二つのフォルダ内を比較し、変更内容を双方向でコピー)
- ミラー(同期元から同期先へ、すべてのファイルをコピー)
- 更新(同期元で新たに作成・更新されたファイルを同期先にコピー)
- カスタム(同期のルールをユーザが任意に設定)
の4種類。同期により削除対象となったファイルは「ゴミ箱(へ移動)」「完全消去」「バージョン管理(別フォルダに移動)」から処理方法を選択できる。フィルタ機能も備える。同期対象を特定の名前/拡張子のファイルに限定したり、逆に除外したりといったことが可能。タイムスパン(更新日が今日なのか、今月なのか、今年なのか、×日前なのか)やファイルサイズによるフィルタリングも可能だ。
そのほか、
- 処理内容を一括(バッチ)ファイルに保存し、コマンドラインから自動実行(一括ジョブ)
- 同梱の別ソフト「RealtimeSync」でフォルダ内容を監視し、変更された時点で自動処理
といった操作にも対応する。