柔軟性の高い、簡単操作の家系図作成ソフト。写真やイラストなどを使った、グラフィカルな家系図を作成できる。「家系図ツールズ」は、家系図やドラマの人物相関図といった「人間の相関関係」を示す図の作成に特化したソフト。人物のオブジェクトを配置し、位置関係や相互のつながりを設定して、見やすい家計図を手軽に作成できる。オブジェクトは自由に配置することができ、ニックネームを表示させることも可能。年表表示にも対応する。
メイン画面は左右に二分割された構成。左側にはチャートを作成するための「家系図表現領域」が、また右側には人物のデータを入力するための「情報表示領域」が配置される。実際に家系図を作成するには、
- 家系図表現領域に、人物を示す「ボックス(個人オブジェクト)」を作成
- 情報表示領域で、個人オブジェクトごとの情報(名前や生年月日など)を登録
- 家系図表現領域で、ほかのオブジェクトとの関係を指定
- 家系図表現領域で、オブジェクト同士の配置を調整
といった流れで操作する。「3. ほかのオブジェクトとの関係を指定」すると、オブジェクトが相互に線でつながれる。人物の情報としては、名前や生年月日のほか、血液型、連絡先(郵便番号、住所、電話、携帯電話)、顔写真やイラスト(JPEG/GIF/PNG/BMP/WMF形式)を登録することが可能。故人の場合には、命日も登録できる。
オブジェクトには、作成順に個人IDが付加され、親・子などの関係は個人IDで設定する。ユーザが個人IDを変更(入れ替え)することも可能。オブジェクトは、マウスドラッグで家系図表現領域内を自由に移動させることができ、例えば「同世代の夫婦を横に並べ、その子の兄弟を一段下に並べる」など、見やすい配置にすることができる。
家系図には、家族の範囲を示す「家族情報」や、親子・夫婦以外の人間関係、付き合いの内容などを示す「関係情報」も登録できる。「家族情報」では、家族名(××家)を決め、家族のメンバーを登録すると、××家の人物が線で囲まれ、家族名のラベルが表示される。
「関係情報」では、例えば「先輩/後輩」「仲がよい」「恩人」などの関係名を設定した上で、関係の“起点”となる人(本人)と“終点”となる人(対象の人)を選択する。人物同士が(デフォルトでは薄い色の)矢印で結ばれ、関係名のラベルが表示される。
関係情報を示す線や家族の囲み線は、線の種類や色、太さを任意に設定することが可能。家族名、関係名のラベルに用いるテキストもフォント/背景色を指定できる。
そのほか、家系図に個人全員の生年月日から死亡年月日までのラインが示される「年表表示」機能もある。
シェアウェア版では、家系図の印刷、家系図(画像)や個人・家族・関係情報のファイル出力(CSV形式)なども行える。