前バージョンに比べ、変換動作が最大25%高速化した“定番”日本語入力システム「ATOK」の新バージョン。スマートな入力環境を実現する。「ATOK」は、高い変換精度、多彩な入力・変換支援機能を備えた高性能日本語入力システム。Windows 8/8.1のタッチキーボードにも対応する。新バージョン「2014」では、パソコンの性能に応じて設定を最適化するアクセルモードにより、変換動作の高速化を実現。自動の最適設定のほか、ハイエンドモデル向けやローエンドモデル向けなども選択できる。さらに、日本語入力がOFFのまま入力した場合でも、あとから文字列変換できる機能や、カタカナ語の「言い換え表現」提案機能なども追加された。[プレミアム]では、[ベーシック]のすべての機能に加え、「新明解国語辞典」や「ジーニアス英和/和英辞典」、クラウド変換、クラウド辞書機能などを利用できる。
搭載された機能は多彩。
- 入力文字を判断して最適な語句を推測し、候補として表示する「推測変換」
- なじみの薄い外来語から日本語への「言い換え」提案
- 同様の意味を持つほかの表現を候補として提示してくれる「連想変換」
- 間違いやすい慣用句や敬語表現を教えてくれる訂正候補
- 位の大きな数値を入力すると、桁区切りのカンマや漢字混じりに変換してくれる「数値入力支援」
といった機能が、快適な入力と洗練された日本語表現をサポート。日本語入力がOFFのまま入力した場合でも、【Ctrl】キーと【BackSpace】キーとを同時に押すことで文字列が判定され、ひらがなに変換された上でかな漢字変換を行える。電子辞書との連携も可能。「乗り換え案内 駅名変換辞書」「新明解国語辞典」「ジーニアス英和/和英辞典」を収録。かな漢字変換の途中に、候補の中から選んだ語句の意味や訳語を調べることができる。さらに、市町村合併で変わってしまった地名や省庁名の変更などを教えてくれる名称変更アシスト機能は、新たに企業名に対応し、より便利になった。
クラウドサービスを利用すれば、
といった機能を利用できる。オプション設定では、使用する辞書のセットやキー入力の割り当てから、変換方法や候補ウィンドウの表示方法、スペルチェックや校正支援機能の設定などまで、詳細にカスタマイズすることが可能。推測変換で使用するデータも指定できる。
「ATOK Passport」の1年間利用権も付属する。Windows/Mac/Androidといったプラットフォームを問わず、最大10台までのデバイスでATOKを利用できる。ATOK Passport限定のクラウド辞典サービスやクラウド推測変換サービスを利用することも可能だ(限定サービスは今後、随時追加される予定とのこと)。