数式をそのまま入力して計算できる関数電卓ソフト。履歴機能を備え、記録された式や計算結果を再利用することも可能。「BunCalc」は、リアルな外観が印象的な関数電卓ソフト。入力は画面上のボタンクリックで行えるほか、キーボード入力でも行うことが可能。高速な入力を実現する。三角関数、対数といった関数や、繰り返し計算に便利な変数を利用することも可能。キーカスタマイズ機能を備え、関数を好みで並べ替えたり、独自の定数を登録したりもできる。
メイン画面は、上部から「計算パネル」「関数パネル」「テンキーパネル」に大きく分かれる。必要に応じて関数パネル、テンキーパネルを非表示にし、コンパクトにすることも可能だ。
利用できる関数は三角関数、逆三角関数、双曲線関数/逆双曲線関数、指数/対数関数など。計算方法はいわゆる電卓方式ではなく、カッコを含めた数式入力をそのまま入力する──例えば「サイン30度」は「3」「0」「sin」ではなく、「sin」「(」「3」「0」「)」と入力する。数式はそのまま表示され、編集することも可能だ。
関数パネルでは、左右に設けられた「<」「>」ボタンにより、ページを切り替えることが可能。(標準状態から)「<」を押すと変数定義画面に切り替わり、6個の変数を記憶させることが可能。記憶させた変数は、数式中でそのまま使うことができる。「>」を押すと、ユーザが定義できる関数キー画面になり、最大14個のキーに任意の(「BunCalc」で使用可能な)関数を定義することが可能。よく使う関数を定義しておけば、ワンタッチで当該関数を呼び出せる。
計算結果は履歴として記憶され、「Memory」ボタンで呼び出せる。履歴画面から過去の数値をクリップボード経由で呼び出ししたり、計算式を編集画面にリコールしたりして、編集を行った上で再計算することも可能。履歴画面中で複数の数値を選択し、平均値や合計値を計算することもできる。