OSやアプリケーションと同様、デバイスドライバも処理速度や安定性向上のためのバージョンアップが行われる場合がある。周辺機器用のドライバはパソコン関係のニュースで大きく紹介されることも多いし、メーカーサイトで簡単に入手できる場合がほとんどだが、最初からパソコンにインストールされているものは、ドライバそのものの存在すらあまり意識したことがなく、「どうやって調べたらよいのか、さっぱりわからない」という人も多いのではないだろうか。「Driver Booster」は、まさにそんな人のためのソフトだ。起動と同時にスキャンが実行され、古くなったドライバがあれば警告、続けてすぐにダウンロードからアップデートまでを行ってくれるので、ほとんど手間がかからない。
Windowsの起動と同時に「Driver Booster」を起動するオプションをONにしておけば、起動のたびにチェックすることも可能だし、起動時の自動スキャンはOFFにしておき、隔週や毎月一回といったスケジュールで実行してもよい。
ダウンロードに先立って復元ポイントが作成されるので、障害が発生したとしても簡単に元の状態へ戻せるし、不用意なアップデートを行わないように、スキャン対象から除外してしまうこともできる。
本稿ではフリー版をベースに紹介しているが、「Driver Booster PRO」になると、ドライバのバックアップ機能も利用できるので、さらに安心だ。
古くなったまま見過ごされているドライバを見つけ出して更新することで、安全性・安定性を高めるのに役立ってくれる。
(福住 護)