使いやすさで高い評価を得る“定番”年賀状作成ソフト「宛名職人」シリーズの新バージョン。すぐに使えるデザインテンプレートを豊富に備え、少ない手間で年賀状を作成・印刷できる。「宛名職人」は、はがきの宛名面の作成、裏面デザインの作成・印刷機能に加え、住所データの入力・印刷、「連絡先」とのデータ連携といった住所録管理機能も備えたはがき作成ソフト。年賀状や暑中・寒中見舞いをはじめ、往復はがき、封筒、宅配便各社の送り状、ゆうちょ銀行払込票、ラベル用紙など、さまざまな印刷に対応する。新バージョン「20」では、OS X Mountain Lion(10.8)およびMavericks(10.9)に対応。OS Xの標準機能「バージョン管理」「自動保存」にも対応した。
年賀状(裏面)の作成では、背景デザイン、イラスト、文面など、“印刷するだけですぐに使える”アイテムのセットを多数収録。もちろん、個別アイテムのアレンジも簡単で、イラストの入れ替えや文面の編集、メッセージの追加など、少し手を加えるだけで、オリジナルの年賀状を作成できる。画面上で選択したアイテムに応じて設定項目が切り替わり、編集作業もスムーズに行える。
フォト年賀状のテンプレートも豊富に用意されている。iPhotoや「ピクチャ」フォルダに登録された写真をサムネイル表示できるイメージブラウザも搭載し、手持ちの写真を簡単に配置できる。
宛名面の作成では、通常の年賀状のほか、「キャラクター年賀状」「いろどり年賀状」「絵入り年賀状」など、日本郵便が販売する年賀状のテンプレートを搭載。種類に応じて生じる“微妙な文字配置の差異”に対応する。郵送費の割引サービス対象となる日本郵便の「カスタマーバーコード」を印刷することも可能だ。
宛名面も裏面と同様、住所や氏名といったアイテムごとにサイズや位置をカスタマイズすることが可能。さらに、住所の番地の表記(漢数字、アラビア数字)や、会社宛の場合には部署名・役職名の印刷位置なども細かく指定できる。
住所録には、宛名データとして用いる自宅・会社の連絡先(住所、電話、電子メール、SNSなど)だけでなく、誕生日や干支、年齢、星座、血液型、性格、趣味など、非常に豊富な入力項目が用意され、アドレス帳だけでなく、個人情報の管理ツールとしても使える。
さらに、
- 五十音、会社名、地方名、都道府県ごとに該当レコードを抽出する「フィルタビュー」
- 自分でキーワードや条件を設定してグループ分けできる「スマートグループ」
などを搭載。データの分類・抽出をフレキシブルに行える。OS X標準の「連絡先」と宛名データとを連携できることも大きな特徴。住所録ウィンドウの「シンクロ」ボタンを使って、「宛名職人」の住所録に加えた変更をワンクリックで反映できる。
新バージョン「20」では、OS X(Lion以降)の自動保存機能およびバージョン管理機能に対応した。作成中のデータはバックグラウンドで保存され、以前のバージョンにいつでも戻ることができる。同じくOS Xの機能「再開」にも対応。アプリケーション終了時に作業状態を保存し、再起動時には前と同じ状態から再開できる。
SNSやメールとの連携機能も強化された。例えば、作成したデザインをその場でFacebookやTwitterに公開したり、住所録データを携帯電話などで一般的なvCard形式に変換してメールで送信したりといったことも可能になった。