バックアップ元と保存先のフォルダとを指定するだけで使える、手軽なバックアップソフト。中・上級者向けの機能も備え、幅広いユーザ層に対応する。「BunBackup」は、ファイル/フォルダ単位でのバックアップを取るためのソフト。初期状態での操作は、バックアップ設定に適当な名前を付けて、バックアップ元とバックアップ先とを指定するだけ。誰でも簡単に使うことができる。隠されている中・上級者向けの設定項目を表示させれば、豊富かつ高度な機能を利用できるようになる。新バージョン「4」では「対象ファイル、除外ファイルでファイル属性を指定できる機能」などが追加された。
バックアップ設定はリストに表示され、複数の設定が登録されている場合は、「バックアップ開始」でまとめてバックアップできる。そのほかにも「バックアッププレビュー」で対象ファイルを確認してから実行したり、「バックアップ分析」を使って、バップアップ対象のファイル数やファイルサイズなどを確認したりすることが可能。バックアップ分析の結果をクリップボードへ転送し、ほかのアプリケーションに貼り付けることもできる。
バックアップ設定は、まとめてひとつのバックアップファイルに記録され、バックアップファイルを切り替えることで、異なるバックアップ設定を使い分けられるようになっている。
バックアップ設定には「詳細」オプションがあり、初期状態では「バックアップ方法」タブのみが表示されている。「バックアップ方法」では、サブフォルダ内のバックアップに関するオプション設定を行えるほか、更新されたファイルのチェック方法や、対象/除外ファイルのフィルタなどを設定できる。
そのほかのオプションは隠されており、使用したい場合は「機能表示設定」で“必要なものを表示させる”仕組み。「機能表示設定」で追加表示できる項目は多彩。大きく「バックアップ設定」「環境設定」「メニュー」に分類され、「バックアップ設定」では、
- ミラーリング
- 除外フォルダ
- 高速ファイルチェック
- 世代管理
- ボリュームラベルチェック
- ネットワークログイン
- バックアップ先ファイル保護
- バックアップ元ロックファイルコピー
- 上書き時に警告
- 圧縮
- 暗号化
また「環境設定」では、- 自動バックアップ
- ドライブ接続監視バックアップ
- ログ
- ファイル履歴
- タスクトレイアイコン
- 優先度
- バックアップ後音を鳴らす
さらに「メニュー」では、- 選択バックアップ
- バックアップ後終了
- 省メモリバックアップ
の表示/非表示を選択できる(「環境設定」には上記のほかに、フォント、レジストリ、関連付けの各オプションがあり、これらは初期状態から表示されている)。メイン画面では、バックアップ設定のリスト以外にも、バックアップファイルの一覧(ファイル選択リスト)を表示させたり、使用しているオプション(使用機能リスト)を表示させたりすることが可能。「ファイル選択リスト」を使えば、バックアップファイルを開く手間を省き、簡単に切り替えることができる。「使用機能リスト」には、各バックアップ設定で使われている機能が表示され、「どのような設定になっているか」を把握しやすくなる。
そのほか、バックアップ設定や編集を省力化する機能として「アプリケーション名から追加」「パス名置換」がある。