2時間後には埋め立てられてしまう地下室からグータラな執事(見習い)を脱出させる2Dアドベンチャーゲーム。グータラで役立たずな主人公は、業を煮やしたドSな上司に地下室に閉じ込められる
「今宵は地下室で」は、マウスで画面のあちこちをクリックすることでゲームを進める、昔懐かしいスタイルの正統派アドベンチャーゲーム。「マルチエンディング」「時間制限あり」「テキスト入力あり」のゲームで、当てずっぽうでは決してクリアできない、シビアなシステム。用意されたエンディングは全部で7種類。すべての謎を解き、ベストエンディングをクリアしよう。
ゲームの主人公は「綿貫」という名の青年。とある大財閥の屋敷で執事(見習い)として働いていたが、やる気がなく、サボることと食べ物のことしか考えていない。さらに手際も悪く、どうしようもない役立たずだった。
ある日、とうとう業を煮やした上司の麻川によって地下室に閉じ込められてしまう。このままここで餓死? いやいや、麻川はそんなに甘くない。地下室の埋め立てを業者に手配しており、2時間後には作業がはじまるという。つまり、2時間以内に地下室から脱出できなければ死亡確定! 果たして綿貫は無事、地下室から脱出することができるだろうか……。
操作はマウスクリックと暗号解読時のテキスト入力のみとシンプル
操作は、テキスト入力時を除き、すべてマウスで行う。画面の気になる場所をマウスで選択し、左クリックで調べる。対象物が選択されたときには音でわかるほか、画面にポインタ(*)も表示される。
左クリックした対象物に応じて、綿貫はセリフを発する。多くの場合、ロクなことをいわないが、時折何かを見つけたり、選択肢が表示されたりすることがある。それを繰り返しながら、少しずつゲームを進めてゆく。同じ場所を何度もクリックすると、反応が変化したり、別の場所を調べて状況が変化したことで、リアクションが変わったりすることがあるので、怪しそうな場所は何度も根気よくクリックすることが重要だ(ただし、1クリックで1分、ゲーム内時間が進むので、その点にも要注意)。
暗号も多く隠されている。そうした場面では選択肢によりテキストの入力欄が表示されるので、半角数字や全角ひらがなで答えを入力する。