インターネット接続を暗号化し、盗聴や侵入から保護してくれるネットワークセキュリティ対策ソフト。ワンクリックの簡単な操作で安全を確保できる。「Steganos Online Shield 365」は、VPN技術を利用してWebアクセスなどの通信を暗号化し、盗聴や閲覧履歴のトラッキング、プライバシー情報の収集などからユーザを守ってくれるセキュリティ対策ソフト。高度な暗号化技術が使われているが、インタフェースはシンプルかつグラフィカル。誰もが簡単な操作で安全なインターネット利用環境を手に入れることができる。独・Steganos Software GmbH社製同名ソフトの日本語版。
使い方は簡単。ソフトをインストールしたら、あとはメイン画面上の(保護するかどうかの)「オン/オフ」スイッチをクリックするだけでよい。保護状態を「オン」にすると、Steganos社のプロキシサーバとの間にVPN接続が確立され、それ以降のWebアクセスなどはプロキシサーバ経由で行われる。
使用中のパソコンとSteganos社のサーバとの間は常に暗号化される。暗号化されないWebページにアクセスする場合でも、少なくとも自分のパソコン側から情報が漏洩する可能性は避けられる。公衆無線LANなどで他人に傍受される可能性がある場合には、大幅なセキュリティの強化につながる。
通常、Webアクセス時にプロキシサーバを使用するには、ブラウザのネットワーク設定の変更が必要だが、「Steganos Online Shield 365」では、システムに対して追加されるVPNドライバが、必要なとき自動的にプロキシサーバに接続する。ユーザがブラウザの設定を変更しなくても、すぐにプロキシサーバ経由でアクセスできるようになっている。ブラウザの種類を問わず、常にセキュリティを確保した状態で利用することが可能だ。
アクセス先がプライベートIPなど、Steganos社のプロキシサーバから接続できないような場合には、自動的に直接接続モードに変更される。家庭内LANを構築しているような場合でも、特に設定を変更することなく、そのままブラウジングを楽しめる。もちろん、ユーザが任意で接続モードを変更することも可能。「Steganos Online Shield 365」による保護を利用する/しないは、「オン/オフ」スイッチのクリックだけで簡単に切り替えられる。
ほとんどの機能は自動で設定され、「オプション」の項目も非常にシンプルだ。使用する言語や、「Windowsが起動すると、自動的に防御機能が有効化されます」「インターネット上でアップデートを自動的に検索する」といった項目を選択・設定するだけ。非常に手軽で効果の高いネットワークセキュリティ対策ソフトだ。