シンプルなデザインで使いやすいイメージバックアップソフト。起動ドライブを簡単な操作でバックアップできる「システムバックアップ」をはじめ、クローンコピーの作成、ブータブルメディアの作成など、多彩な機能も備える。「AOMEI Backupper」は、ハードディスクの内容をドライブ/パーティション(ボリューム)単位でバックアップできるソフト。「ディスクバックアップ」「パーティションバックアップ」「システムバックアップ」の3種類のバックアップモードが用意され、いずれもウィザード形式で操作できる。システムバックアップでは、起動ドライブが自動認識されるため、バックアップ元の指定は不要。バックアップ先を指定するだけで実行できる。Ver.1.5以降では、
- スケジュールバックアップ機能の追加
- NASへのバックアップ機能の追加
- ダイナミックボリュームへの対応
- UEFIブートへの対応
などが行われ、さらに使い勝手が向上した。バックアップ設定は、タスク名を付けて保存することが可能。タスクはHome画面に登録され、以降はHome画面から、
- バックアップイメージの復元(Restore)
- バックアップタスクの再実行
- バックアップタスクおよびイメージファイルの削除
- イメージファイルの検査
- バックアップイメージ内ファイルの表示
- バックアップスケジュールの変更
- イメージファイルの保存先フォルダを開く
- バックアップタスクのプロパティ情報の表示
といった操作を行えるようになる。「バックアップタスクの再実行」では、さらにフルバックアップ、増分バックアップ(Incremental Backup)、差分バックアップ(Differential Backup)のいずれかを指定することが可能。「バックアップイメージ内ファイルの表示」では、バックアップイメージを仮想ドライブとしてマウントし、マウントを解除するまではエクスプローラから通常のドライブ同様にアクセスできるようになる。「バックアップタスクのプロパティ情報の表示」では、バックアップ先のパスやコメント、タスクの作成日や最新の実行日時、バックアップの履歴といった情報を確認できる。
バックアップタスクを新規作成する場合、タスク名の命名やドライブ/パーティションの選択、保存先パスの指定に加え、バックアップオプションと実行スケジュールを設定することが可能。バックアップオプションでは、
- コメント(タスクに関する説明)の入力
- イメージファイルの圧縮(なし/ノーマル/ハイの3段階)
- イメージファイルの暗号化(パスワード保護)、
- イメージファイルの分割
- インテリジェントセクタまたはセクタの完全コピーの選択
- VSS(ボリュームシャドウコピーサービス)の使用/不使用の選択
を指定できる。スケジュール設定画面は「Daily」「Weekly」「Monthly」の各タブ画面からなり、実行の日時や間隔、曜日などを指定できる。Monthlyでは、日付や曜日のほか、毎月第×週や最終日(Last Day)といった指定も可能。さらに上級オプションでは、フルバックアップ、増分バックアップ、差分バックアップも指定できる(初期設定は増分バックアップ)。
対応するファイルシステムは、FAT16/32、NTFS、ReFS、Ext2/3、ExFAT。利用可能なデバイスはIDE、SATA、SCSI、SSD、USBなどで、NAS(Network Attached Storage)にも対応。UEFIベースのシステムにも対応する。