不要ファイル/レジストリ情報の削除や、システム設定の最適化などを簡単に行えるメンテナンスソフト。「SlimCleaner Free」は、処理速度の低下やエラーなどの原因となる不要ファイルや設定などを削除し、パソコンを快適な状態に保つためのソフト。クラウドとの連携機能を備え、ほかのユーザによる評価を参考にしながら、アプリケーションやアドオンをアンインストールしたり、オンラインでのウイルスチェックを行ったりできる。カラフルなインタフェースは美しく、わかりやすい。
機能は「Cleaner」「Optimize」「Software」「Browsers」「Disk Tools」「Windows Tools」「Hijack log」の7グループに分類され、ファイルや設定のクリーンアップ、アプリケーションのアンインストールなどをウィザード形式で行える。Optimize、Software、Windows Toolsでは、CPUとメモリの使用状況も表示される。
「Cleaner」では、不要なファイルやレジストリ情報を削除することが可能。削除対象は、「Windows」「Applications」「Browsers」「Advanced」「Registry」の各タブ画面でログファイル、履歴、キャッシュといったファイルの種別で指定する。レジストリは、共有DLLや拡張子、フォントなどのセクションごとに指定する。「Analyze」ボタンをクリックするとスキャンがはじまり、スキャン結果が表示されたのち、「Clean」ボタンのクリックで、削除が実行される。
「Optimize」は、不要なスタートアップ項目やサービスを削除する機能。リストアップされた項目から不要なものにチェックマークを付けて、削除できる。リストには、クラウドで収集された評価が五段階で表示され、さらに詳細なコメントを確認したり、自分の評価を送信したりすることが可能。評価を利用したフィルタ機能もあり、指定したレベルより評価が低いものだけを表示させることもできる。削除したものは「Restore List」タブに登録され、復元することも可能だ。
「Software」では、パソコンにインストールされているアプリケーションやアップデータを、また「Browsers」では、Webブラウザのツールバーや機能拡張、プラグインなどを削除することが可能。クラウドでの評価も確認できる。
「Disk Tools」では、ドライブごとの総容量および使用量が表示され、さらにドライブ内の分析により、フォルダ/ファイル別、拡張子別などの使用状況もわかる。ディスクやファイルの抹消、デフラグ、重複ファイルの検索などの機能もある。
「Windows Tools」は、システム情報やレジストリエディタ、イベントビューア、デバイスマネージャなど、Windows本体に付属する15のツールを呼び出せる、ランチャ的な機能だ。
「Hijack log」は、スタートアップ項目やツールバーなどの重要な部分に的を絞ったセキュリティ対策機能。システム設定を書き換えるような悪質なマルウェアを駆除できる。動作モードにはノービス(Novice)、エキスパート(Expert)の2種類があり、エキスパートでは、サービスやドライバなどを含めた、より詳細なスキャンを行える。
オプションでは、スケジュールを設定することが可能。実行方法として、スキャンのみまたはクリーンナップのいずれかを選べる。実行スケジュールにはDaily/Weeklyがあり、開始時間を指定できるほか、Dailyでは「何日おき」、Weeklyでは曜日を指定できる。
そのほか、
- クリーンナップから除外するファイルやCookieの指定
- ファイル削除時の上書き回数の指定
- レジストリバックアップの管理
- 警告メッセージの表示方法
などを指定することも可能だ。