「ファイルを開かずに内容をコピーできる」という、ちょっとおもしろいコンセプトのソフトだが、使ってみると、思った以上に便利さを味わえる。大きなサイズの画像/テキストの場合には、時間の節約にもなるだろう。画像形式はファイルヘッダで自動判断されるので、形式不明のファイルや、拡張子が不正確なファイルでも、問題なく「内容をコピー」を実行できる。
ただし、コンテキスト(右クリック)メニューへの登録および解除の際には「管理者権限を持つユーザ」で起動する必要があるので、留意したい。
コンテキストメニューを用いず、実行ファイル(FileContentsCopy.exe)アイコンへのドラッグ&ドロップによってもコピー操作を行えるので、レジストリへの変更を加えたくないユーザは、こちらの方法を使うとよい。アイコンへのドラッグ&ドロップによるコピーは、コンテキストメニューへの登録状態が「未登録」でも利用できる。
(坂下 凡平)