物理マシン(Physical Machine)から仮想マシン(Virtual Machine)へのコピー/復元を可能にする「P2V」機能が追加された高機能バックアップソフト。「EaseUS Todo Backup Workstation」は、高度な機能を備えながら、ウィザード方式のインタフェースにより、はじめてでも簡単に使えるイメージバックアップソフト。ネットワーク上のバックアップデータから復元したり、リモートコントロールで一括管理したりすることも可能。ファイル/フォルダ単位でバックアップしたり、指定ドライブをそのまま、ほかのディスクに丸ごとコピーしたりもできる。新バージョン「6.0」では、「P2V」機能が追加されたほか、バックアップイメージから指定したファイル/フォルダの復元も可能になった。
バックアップは、ハードディスク丸ごとやパーティション単位のほか、指定したファイル/フォルダ、Outlookのメールといったデータ単位でも行える。ブートセクタを含むシステムバックアップにも対応し、ディスククラッシュなどからでも回復できる。
新バージョン「6.0」では、ディスク/パーティションのバックアップイメージからデータを復元する際、ファイル/フォルダ単位で復元できるようになった。従来の「パーティション単位での復元」に対し、利便性が向上した。
さらに、新たに仮想マシンにも対応した。物理マシンの内容を、仮想マシン用のファイルとしてバックアップしたり、バックアップイメージを仮想マシン用のイメージに変換したりすることが可能。システムの起動に必要なイメージが含まれていれば、VMwareやVirtual PCで読み込み、そのままシステムを起動できる。対応する仮想マシンは、VMware 5.0〜9.0、Virtual PC 2007、Virtual PC 7。
新機能以外の基本性能も充実している。バックアップ先は、ハードディスクのほか、テープドライブ、DVD-Rなどの光学ドライブ、ネットワークドライブやNASといったネットワークストレージから選択することが可能。クラウド上のディスク領域にバックアップすることもできる(Copy to Cloud)。バックアップ時のデータ圧縮や暗号化にも対応。圧縮率は「なし」「標準」「中」「高」の四段階から選択できる。バックアップファイルの分割機能やスケジュールバックアップ機能も備える。
復元は、Windows上から「EaseUS Todo Backup Workstation」のGUIを使用して行えるほか、CDから「EaseUS Todo Backup Workstation」を起動したり、ハードディスク内にあらかじめ専用システムをインストールし、ブートメニューから「EaseUS Todo Backup Workstation」を起動したりできる。万が一Windowsが起動しなくなった場合の対応も万全だ。