高い検出能力で定評のあるウイルス対策ソフト「アバスト! 無料アンチウイルス」の新バージョン。Windows 8に対応した。「アバスト! 無料アンチウイルス」は、マニュアル操作によるスキャンとリアルタイム保護機能とを備えたアンチウイルス/アンチスパイウェアソフト。Webページや電子メール、ファイル共有ソフトなどに対応した詳細なシールド設定に加え、クラウド技術を利用したファイルの評価や迅速なアップデートで、ユーザ環境の安全性を保つ。新バージョン「8.0」では、Windows 8に対応し、ユーザインタフェースが一新されたほか、古いアプリケーションによる脆弱性を回避するため、最新バージョンの利用をユーザに促す「ソフトウェア更新状況」機能や、ブラウザの不要なツールバーやプラグインを削除できる「ブラウザ・クリーンアップ」などが追加された。
ユーザが任意にスキャンを行う場合は、メイン画面から、
- システムボリュームの「クイックスキャン」
- システムボリュームの「フルスキャン」
- 「リムーバブルメディアのスキャン」
- 任意のフォルダのスキャン「スキャンするフォルダを選択」
- 「ブートタイムスキャン」
を利用できる。さらに、ユーザが「カスタムスキャン」を作成して実行することも可能。エクスプローラで選択中のファイルを、コンテキスト(右クリック)メニューからすばやくスキャンすることもできる。保護機能は「ファイルシステムシールド」「メールシールド」など、8種類の「シールド」で構成され、保護の有効・無効をはじめ、マルウェア検出時の動作や通知方法、除外対象ファイル、スキャン感度などをシールドごとに設定することが可能。マルウェアの活動状況などの統計情報も、シールドごとに詳しく表示される。
ウイルスに感染したファイルや不審なファイルが検出された場合は、「チェスト」という領域に隔離され、安全に保管される。チェストでは、ファイルの削除や復元、スキャン、検査の依頼などを行うことができる。
さらに補助的な機能として、
- Webブラウザにインストールされた不要なツールバーなどを削除できる「ブラウザ・クリーンアップ」
- 有害なWebページへのアクセスを防ぐ「サイトブロック」
- 「アバスト!」ユーザ同士でデスクトップを共有できる「リモートアシスタンス」
なども用意されている。タスクトレイメニューからは、全シールド機能の一時停止や、サイレント/ゲームモードへの切り替え、プログラム本体やウイルス定義データベースのマニュアル更新などを行える。アップデートは、「アバスト!」のプログラム本体と、アンチウイルスエンジンおよび定義データベースのそれぞれに対して、更新方法を選べるようになっている(自動、手動、更新が可能なときに尋ねる、の3種類)。
クラウドにも対応する。ファイル評価データベースを利用して検知精度を高めるレピュテーション機能や、最新の脅威に迅速に対応するストリーミングアップデートを利用できる。