アイドル時に動作し、パソコンの問題点を自動的に特定・修復する機能を持つパソコン快適化ソフト。ワンクリックでの快適化も可能。「iolo System Mechanic」は、パソコンの動作速度を改善し、安全・快適に利用できるようにする統合システムメンテナンスソフト。50種類以上の診断・修復・最適化機能を備え、ファイル断片化の発生を抑制する書き込みの最適化、不要な設定の削除や最適化、最新ドライバへのアップデートなど、さまざまなアプローチで“パソコンのパフォーマンスの最大化”を図れる。システムをチューンアップするための定義ファイルを持ち、定義ファイルのアップデートにより、常に最新の最適化方法でパソコンを快適な状態に保つ。
メイン画面では、システムの分析や解決、レポートの確認などを行える。デスクトップ上のガジェットでもレポートを参照したり、ツールを実行したりすることが可能。操作できる機能は、大きく「ダッシュボード」「ActiveCare」「インターネットセキュリティ」「ツールボックス」「レポート」に分けられる。
「ダッシュボード」では、パソコンの状態を分析し、問題点の一括修正や個別のレポート表示・修正を行える。セキュリティの脆弱性やレジストリの問題など、問題点の分類に応じて、各グループごとに修正することが可能。「印刷可能なレポートを作成」機能を利用すれば、HTML形式のレポートを保存できる。
「ActiveCare」は、パソコンがアイドル状態のときに動作し、問題点の特定と修正を行うもの。「最適化(Optimize)」「修復(Repair)」「安全性向上(Secure)」「維持(Maintain)」に分類された自動処理機能は、ON/OFFを個別に切り替えられる(初期状態ではチューンアップ定義の自動ダウンロードとインストールのみがONになっている)。
「インターネットセキュリティ」では、ウイルス対策ソフトとファイアウォールの動作状態を「iolo System Mechanic」上から確認できるようになっている。
「ツールボックス」では、各種ツールを単独で実行できる。
- メモリ、スタートアップ設定、インターネット接続、レジストリ、ドライブなどの最適化により、パフォーマンスを改善する「PCアクセラレーター」
- レジストリ上の問題個所を修正する「PC修正」
- レジストリのバックアップや問題点の修正、最適化を一括処理できる「総合レジストリバイタライザー」
- ごみ箱や一時ファイル、不要ファイルを消去できる「システムクラッター整理ツール」
など、多彩なツール類が用意されている。「レポート」では、ドライブの使用量・空き容量、メモリの使用状況、実行中のプログラムなどの情報を確認できるほか、最適化を行った履歴を参照することも可能。変更個所を元に戻せる「SaftyNet」機能などもある。
「ダッシュボード」から問題を解決する場合は(すでに問題の分析が終わっているため)、ボタンのクリックで即座に処理を実行できる。ウィザードで細かい設定を行った上で処理したり、「ActiveCare」による処理を指定したりすることも可能だ。
「ツールボックス」を利用する場合は、(1)まず使用したいツールを選択し、(2)当該ツールに関連する解析を行い、(3)続いてウィザード形式で、解析結果から処置したい項目を選択して処理を実行する、という手順になる。
オプションでは、
- 「SaftyNet」が利用する取り消し情報を保存するかどうかの指定
- 修正や最適化を行う前の通知の有無の設定
- 起動時のデフラグ実行を制限する場合の時間帯の設定
などを行える。さらに詳細設定では、「ActiveCare」による自動メンテナンスの、- 開始するまでの待機時間
- 実行を制限する時間帯
- バッテリー駆動時や全画面モード
- CPU使用率などによる制限
などを指定できる。