はじめてでも簡単に使えるパーティション管理ソフト。変更を適用する前に、画面上で設定を再確認したり、その場で取り消したりもできる。「AOMEI Partition Assistant Standard Edition」は、ハードディスクのパーティションサイズを変更したり、分割や結合を行ったりできるディスクメンテナンスソフト。使用中のディスクをフォーマットすることなく、Windows上から簡単にパーティションの設定を変更できる。パーティションの作成や削除、フォーマット、ディスクやパーティション単位でのコピーなども行える。
メイン画面は、左側に処理内容が、また右側にはディスクの詳細が表示される構成。操作すべき項目がひと目でわかり、はじめてでも戸惑うことなく使える。右ペインでは、ドライブとパーティションの情報がリストで表示されるほか、総容量や使用領域がバーグラフ風のマップで表現される。
操作・管理できる項目は豊富。コマンドは、対話形式で操作する「ウィザード」と通常タイプとの2種類があり、通常タイプはさらに、「ディスク処理」に関するものと、「パーティション処理」に関するものとに分けられる。「ウィザード」で操作できる項目は、
- パーティションの拡張
- ディスクのコピー
- パーティションのコピー
- OSをSSD/HDDに移動
- パーティションの復元
- ブータブルCDの作成
「ディスク処理」では、- ディスクのコピー
- パーティション全体削除
- ディスクの消去
- 不良セクタのチェック
- MBRリビルド
- プロパティ(表示)
を、また「パーティション処理」では、- パーティションの調整・結合・分割
- フリー領域の割り当て
- パーティションの作成・コピー・消去・非表示
- パーティションのフォーマット
- ボリュームラベルの変更、ドライブ文字の変更
- パーティションをチェック
- プロパティ表示
- アクティブに設定
- ファイルシステムの変更
- 基本パーティション/論理パーティションの変換
を行える。いずれも実行すると、まず処理の設定が保存され、メイン画面のマップ上で変更後の状態を確認してから、実際に適用するかどうかを決める仕組み。設定をやり直したり、その場で破棄したりもできる。
※本ソフトは、記事公開時点の「AOMEI Partition Assistant Home Edition」から、2013年5月に「AOMEI Partition Assistant Standard Editon」に名称変更され、機能強化も図られました(Standard Editonでの最初のバージョンは5.2)。
「AOMEI Partition Assistant Standard Editon」で新たに搭載された機能・特徴は、
- NTFS⇔FAT32の変換
- GPT⇔MBRディスクの変換
- UEFIブートのフルサポート
- パーティションアラインメントの調整
- Win8 PEベースのブータブルCDの作成
- 商業利用でも無料
- 対応言語の拡充
となっています。(2013.06.04追記)