パソコンでLEGOブロックを組み立てて楽しめるシミュレーションソフト。「Lego Digital Designer」は、LEGO社純正のブロックシミュレータ。実際に販売されているものと同じブロックパーツを使い、実物と同じような感覚でブロックを組み立ててゆける。「ビルドモード」「ビューモード」「ビルディングガイドモード」の3種類のモードで、ブロックの組み立て、完成した作品の鑑賞、組み立て手順の再現を楽しめる。作品をLEGO社のWebサイトで公開することもできる。
ソフトのメインといえるブロックの組み立ては「ビルドモード」で行う。ビルドモードでは、画面左側に表示されるリストからパーツを選択し、画面右側の組み立てエリアで、ブロックを組み立ててゆく。リストエリアには「Bricks」「Templates」「Groups」の各タブ画面が用意され、切り替えて利用する仕組み。実際のLEGOブロックにあるパーツが種類ごとにまとめられているのが「Bricks」。パーツの数は非常に多いため、パーツの色でフィルタリングして絞り込むこともできる。
いくつかのパーツを組み合わせたひとかたまりの部品は「Templates」に登録できる。同じ部品をいくつも使う模型を作るときなどに便利な機能だ。さらに、パーツをグループ化し、「Groups」に登録しておくことも可能。必要なパーツを目的に応じて「Groups」に登録しておけば、パーツ選択の手間を省くことができる。
組み立てエリアでは、パーツのコピー、切り取り、貼り付け、削除といった編集操作を行える。範囲指定は、パーツ単体指定のほか、複数パーツの指定、連結パーツの指定、同じ色のパーツの一括指定、同じ種類のパーツ一括指定などの方法で行うことが可能。指定パーツの色を変更したり、隠したり(透明化)といった処理も行える。表示倍率や視点の移動も自在にできる。
作成した作品に背景をつけて見ることができるのが「ビューモード」だ。ビューモードには、砂漠、山、海、宇宙の各背景が用意され、さまざまなシチュエーションの中に模型を置くことができる。視点を移動させることも可能で、背景も視点の移動に応じて動くようになっている。ビューモードにはそのほかにも、スクリーンショット機能、モデルを爆発(?)させ、四散する動画の再生機能がある。
「ビルディングガイドモード」は、モデルの組み立て手順を再現できるモード。総手順数と現在の手順数が表示され、組み立ての様子を確認できるようになっている。ビルディングガイドモードでも視点を移動させることができ、あらゆる角度から手順を確認できる。