「オリジナルのRPGを作成してみたい」と思っている人は、ぜひダウンロードして体験してみるべきソフト。体験版では、作成できるマップやイベントの数が制限されていたり、作成したゲームデータの圧縮などができなかったりという制限はあるものの、「RPGツクール」のほとんどの機能を使ってゲームを作成でき、実際のRPG作りの感覚を味わうことができる。テストプレイを使って、実際にゲームを動かすことも可能だ。
「RPGツクールVX」と比べてもかなり使いやすくなり、標準搭載の機能だけでもかなり思い通りの動作を実現できるようになっている。新搭載の「キャラクター生成」は、用意されたパーツ(特に目)がちょっと微妙な出来なのが惜しいが、できあがったキャラを出力して手直しするなど、ひと工夫すれば十分に使えそうだ。
ゲームの作成方法などは、「ツクールWeb」の「RPGツクールVX Ace 初心者向け講座」に詳しい説明があるので、それを参考にすればよい。サンプルゲームとして「きみは勇者じゃない!2〜ニルスのお仕事〜」「ベスティオールの冒険者」「さくさくサーガ」「勇者と心の鍵」の4作品が同梱されている。これらをプレイしてみたり、テクニックなどを参考にしてみたりするのもよいだろう。
(秋山 俊)