ローカルマシン上やサーバ上のファイル/フォルダに対するアクセス権限を変更したり、設定状況をレポートとして出力したりできるソフト。「ファイル権限デザイナー」は、エクスプローラ風の画面で、ファイル/フォルダのアクセスに関する権限を管理できるソフト。フォルダツリー+ファイルリストでファイル/フォルダを選択すると、当該アイテムのアクセス権限をユーザアカウントごとやグループごとに一覧形式で表示してくれる。「アクセス権限がどのように設定されているか」を容易に確認でき、設定ミスの低減や安全性の向上に役立つ。ネットワーク接続にも対応し、一度ネットワークを登録しておくと、以降はワンタッチで簡単に接続できる。
アクセス権限の一覧は「フルコントロール」「読み取り」「書き込み」といった項目ごとにチェックボックスで表され、ON/OFFを切り替えるだけで、権限を変更できる仕組み。メイン画面の「確定」ボタンをクリックすれば、新たな権限が設定され、「再読込」ボタンで元の状態に戻せる。
設定をより効率的に行えるよう、子オブジェクトの設定を一括置換したり、親オブジェクトの設定を継承したりもできる(逆に親から継承するという設定を削除することも可能)。
新たなアカウントを追加する場合は、「行追加」ボタンでまずユーザを検索し、アクセスコントロールタイプや適用範囲などを指定したあと、権限一覧画面に戻って、チェックボックスで設定を行う。
そのほか、ユーザのグループとグループに属しているメンバーとの関係などを確認することも可能だ。
アクセス権限情報や共有フォルダ情報をレポートに出力することも可能。Excel風の画面にパスやフォルダの階層、ファイル数、サイズといった情報とともにアクセス権限が表示され、Excel(xlsx)形式のファイルに出力できる。ユーザ一覧をファイル出力することも可能だ。