ワイヤフレームやコンター図など、さまざまなグラフを描画できるソフト。マウスで視点を変更することも可能。「Graph-R」は、数値形式で用意されたデータファイルをもとに、3次元空間にデータをプロットし、コンター図(等高線図)やワイヤフレーム、散布図、ベクトル線図、バブル散布図など、さまざまな形式の3Dグラフを作成できるソフト。簡単な操作で実用的なグラフを描画できる。作成したグラフは、画像ファイルに出力したり、クリップボードにコピーしたりすることが可能。読み込めるデータ形式はCSVのほか、STL、DXF(3DFACE)。
「Graph-R」では、グラフデータは関数や数式ではなく、数値で作成して、CSV形式のファイルで保存する。Microsoft Excelなどをはじめ、さまざまな数式処理ソフトや計算ソフトを使用でき、応用範囲は広い。例えば、基本的な3Dグラフを描画できる「x, y, z」形式では、座標をプロットしたいポイントの分だけ、カンマ区切りのデータで与える。ベクトルチャートを描きたければ、始点と終点の座標をそれぞれベクトルの本数分だけ与えればよい。
グラフを回転させたり、軸スケールを変更したりすることも可能。マウスドラッグで簡単に視点方向を変更できるほか、XY平面やYZ平面など、よく使われる視点位置の変更もツールバーやメニューからワンタッチで行える。マウスホイールでグラフを拡大・縮小することもできる。さらに、グラフの背景や特定の平面に指定画像を表示させることも可能。例えば「白地図上に3Dグラフをプロット」したグラフも作成できる。
軸表示の形式や等高線ごとの色配置、棒グラフの形式といった、グラフのイメージに影響を与える要素は細かく設定でき、見やすく、品質の高い作図を行える。
作成したグラフは、PNG/JPEG/GIF/BMP/TIFF形式の画像ファイルで保存したり、クリップボードにコピーしたりすることが可能だ(有償の上位版「Graph-R Plus」では、よりバリエーションに富んだグラフを描画することも可能)。