「夏休みの1ヵ月間を田舎でまったり過ごす」という設定のアドベンチャーゲーム。怪我をして動けないおじいちゃんの手伝いをしながら、自然の中でいろいろな遊びを楽しもう。大自然に囲まれた田舎で夏休みを満喫しよう
「夏休みは田舎で・・・」は、主人公の少年が8月1日からの1ヵ月間を田舎のおじいちゃんの家で過ごすアドベンチャーゲーム。おじいちゃんの手伝いをしながら村の人々と親しくなり、自然が一杯の田舎での生活を楽しむ。
ゲームの主人公は、小学生くらいの少年「ボク」(名前は自由につけられる)。おじいちゃんのもとで夏休みを過ごすため、一人で田舎にやってきた。ところが来てみると、おじいちゃんは足を怪我して動くことができない。おじいちゃんと一緒に遊ぶことはできなくなってしまったが、物怖じしない元気な主人公は、おじいちゃんの仕事「郵便配達」を手伝って、郵便物を村の人たちに配達したり、宿題や料理をしたりしながら、大自然の中、昆虫採集や魚釣りなどを楽しんでゆく。
村人たちも知らないことだが、何の変哲もない田舎に見えるこの村には、実は大きな秘密があり、金の匂いを嗅ぎつけた不審な人物も村にやって来ていた。果たして主人公は、この村でどのような夏休みを過ごすのだろうか……。
ゲームはリアルタイム制で、操作中も時間が過ぎてゆく。主人公が行動できるのは朝の9時から夜の9時(21時)まで。夜の9時を過ぎると強制的におじいちゃんの家に帰宅させられ、あとは寝ることしかできない。この条件のなか、31日間の夏休みを思う存分満喫しよう(8月31日は帰る日のため、15時までしか行動できない)。
生活時間帯を把握して、村人たちに会いに行こう
村の住民は、おじいちゃんのほか、村長さんの家に3名、教会に3名、宿屋に4名、道具屋に2名、農場に3名、牧場に4名、山小屋に1名、そして川原で暮らす旅人1名の計22名。過疎の村で、人口は少ない。
まずは、村の中をあちこち歩き回り、みんなと雑談をして親しくなったり、情報を得たりしよう。同じくらいの年ごろの子どもも女の子2名、男の子1名がいる。
村人の居場所や行動などは、朝、昼、夕方、夜と、時間帯で変化する。各キャラクタの行動パターンを覚え、適切な時間帯に適切な場所で話しかけることが大切。状況を変化させると、異なる反応を引き出すこともできる。
「夏休みは田舎で・・・」には、「これをしなくてはいけない」という決められた目的は特にない。プレイヤーは心のおもむくままに自由に行動できる。ただし、ゲーム内での生活を満喫するには、それなりにやらなくてはいけないことは多い。少なくとも村にいる3名の子どもたちとは友達になっておくべきだし、釣りや洞窟探検などを楽しむには、序盤でできるだけお金を稼いでおく必要がある。配達物は、あまり放置していると体調を崩したりするので、要注意。どうしても配達が無理な場合は、懺悔するなどの反省が必要だ。
前半はこつこつとお金をためて道具を買い揃え、後半は道具を使って遊ぼう
夏休み中に行える行動・イベントは豊富に用意されている。まずは「宿題」。毎日少しずつやって、最後に残さないよう注意したい。
「料理」の練習もおじいちゃんの家の台所でできる。料理の腕が上がったら、宿屋の息子「ロン」に弟子入りしてさらに腕を磨き、試験に合格すれば、宿屋でのアルバイトも可能になる(アルバイトは農場と道具屋でもできる。試験はない)。
村の子どもたちと仲間になるため、また仲間になったあと、毎週日曜日にできるのが「宝探しゲーム」。ゲームに勝つと、なんらかのアイテムをもらえる。
森などでキラキラ光っているところを調べて、さまざまな植物を「採取」することも大切。採取した植物をおじいちゃんに鑑定してもらい、売ってお小遣いを稼ぐことができる。
「昆虫採集」は、蝶々限定で行える。ただし、そのためには「虫取り網」と「虫かご」が必要。
「釣り」には「釣り竿」「ビク」「釣りのエサ」が必要。はじめるには、かなりお金をためる必要がある(釣り竿はある人物からもらうこともできる)。釣りができるスポットは水辺に○印で示されている。釣りを開始して何か反応があったら、タイミングを合わせて決定キーを押せば、釣り上げることができる。
「洞窟探検」を行うには「カンテラ」「カンテラの油」「マッチ」、そして多めの「ロープ」が必要。「ミニつるはし」も用意しておいた方がよい。釣りと同様、開始するのには苦労するが、開始後はお金の心配もほぼなくなる、効率のよい稼ぎどころだ。
そのほか、「ラジオ体操」「夜釣り大会」「牛羊品評会」「花火大会」など、特定の曜日や日にちに開催される行事も用意されている。