「不思議な窓」をテーマにしたアクションアドベンチャーゲーム。画面に表示されるわずかな手がかりをもとに試行錯誤を重ねながら、隠された課題をクリアしてゆく。ちょっと不条理な謎解きアクションアドベンチャーゲーム
「Magical Windows」は、地面に開いた穴の上り下りで時間を移動できる、ちょっと不条理な謎解きアクションアドベンチャーゲーム。豆の木の上に設置されたアイテムを操作して昼夜を切り替えたり、天候を制御したり、王冠を外して自分の身分を変えたりと、状況の変化と時間移動とを組み合わせて謎を解き、ステージをクリアしよう。
操作はキーボードで行う。カーソルキーで自キャラを前後左右に移動させ、対象物の前で【Z】/【Enter】キーを押すことで、調べたり、作動させたり、話しかけたりできる。移動時に【Shift】キーを押しながらで走ることも可能。【X】キーでは情報画面が表示される。
大きな特徴は、各ステージの開始時点で「何をすればよいのか」「何がクリア条件につながるのか」が示されないこと。プレイヤーは、ステージ上のほかの登場人物に話しかけたり、目についたオブジェクトを調べたりして、表示されるメッセージをヒントにクリア条件を見つけ出さねばならない(ステージによっては、最初にルールを解説してくれる場合もある)。
多くのステージでは、不思議な窓を開き、窓の中に入るとステージクリアとなる。
昼夜や天候などの状況を変化させ、ほかの人の行動を変えさせてヒントを得よう
いくつかのステージで重要な役割を果たすのが豆の木だ。豆の木の上に何かあるようなら、まずは登って調べてみよう。例えば、木の上にランプがあれば、操作してステージの昼と夜を交互に切り替えられる。昼と夜とでは、ほかの登場人物の行動が変化するので、何かを引き出せるかもしれない。
ステージによっては、豆の木の上に雲のようなものがかかり、操作することで天候を変えることができる。時にはただのスイッチのようなものがあることもある。この場合もスイッチを押せば、何か変化が生じる。
敵も登場する。敵は最初から敵として出現しているのではなく、主人公がなんらかの操作を行った結果、敵になることが多い。敵にやられると、ただちにゲームオーバー。戦闘機能は存在しないので、捕まらないよう上手に逃げ延びよう。
複数の階層を行き来し、状況を組み合わせながら、クリアを目指す
「Magical Windows」独自のシステムに「地面に開いた穴とロープを使って、複数の階層を行き来できる」というものがある。穴とロープが登場するステージでは、同じ場所が描かれたマップが縦にいくつか並び、ロープを伝って下に降りると過去、上に登ると未来の同じ場所に移動できる。各階層を行ったり来たりしながら、あちこちのスイッチをON/OFFしたり、動かせるアイテムを動かしたりして、クリア方法を見つけ出してゆく。昼夜の切り替えや天候の切り替えなどは、いずれかひとつの階層で行った結果が、ほかのすべての階層にそのまま適用される。ステージによっては、階層を縦断した道を通ることで時間を移動できることもある。
セーブはステージクリア後、次のステージの開始時に行える。
マルチエンディングで、プレイヤーの順位などによって4種類のエンディングにたどり着くことができる。順位を上げるには、ステージ上に半透明に浮かぶ火の玉(ゲノム)を点灯させることと、豆の木の上での切り替えなど、マジカルに分類されるアクションの回数を最小限にとどめることなどが重要。隠しアイテムが用意されたステージもあり、隠しアイテムを所持していることも隠しエンディングを見るための条件となっている。